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あのBARでのカクテル言葉がきっかけで考えた新商品。カクテル言葉を知ってから三ヶ月ほど経った十一月。
企画は不破の後押しもあり通り新規プロジェクトとして出発し日々忙しくしている。
最近、週末には製造と研究開発ののスタッフと一緒に色々なBARへ飲みにいっている。美味しい新商品を作りたいからまずはこちらも色々飲んで研究しよう、という名目だが実際はただの飲み歩きに近い。
そんな飲み歩きがない、金曜日。
再びBAR cachtteを訪れた。せっかくの金曜日、一人で宅飲みも味気ない。何よりまた東雲、榊の二人と話がしたいと思ったのだ。
金曜の夜、といってもまだ早い時間。オープンしたばかりの店内はテーブル二卓、カウンターに二人座っているくらいでさほぼ混んではいない。
空いているカウンターの端の席に浅く腰掛け、東雲や榊の接客の合間を縫って他愛のない世間話しながらカクテルを味わう。
先日、不破と来た時に聞いたカクテル言葉のお陰で企画立ち上げられた、と話したら東雲に「先日、不破さんが報告してくれましたよ。あ、これはここで聞いたことは内緒にしてくださいね。」とお茶目に日万凛に教えてくれた。
不破も企画通ったことを喜んでくれたと知れて日万凛の心が温かくなった。
あのBARでのカクテル言葉がきっかけで考えた新商品。カクテル言葉を知ってから三ヶ月ほど経った十一月。
企画は不破の後押しもあり通り新規プロジェクトとして出発し日々忙しくしている。
最近、週末には製造と研究開発ののスタッフと一緒に色々なBARへ飲みにいっている。美味しい新商品を作りたいからまずはこちらも色々飲んで研究しよう、という名目だが実際はただの飲み歩きに近い。
そんな飲み歩きがない、金曜日。
再びBAR cachtteを訪れた。せっかくの金曜日、一人で宅飲みも味気ない。何よりまた東雲、榊の二人と話がしたいと思ったのだ。
金曜の夜、といってもまだ早い時間。オープンしたばかりの店内はテーブル二卓、カウンターに二人座っているくらいでさほぼ混んではいない。
空いているカウンターの端の席に浅く腰掛け、東雲や榊の接客の合間を縫って他愛のない世間話しながらカクテルを味わう。
先日、不破と来た時に聞いたカクテル言葉のお陰で企画立ち上げられた、と話したら東雲に「先日、不破さんが報告してくれましたよ。あ、これはここで聞いたことは内緒にしてくださいね。」とお茶目に日万凛に教えてくれた。
不破も企画通ったことを喜んでくれたと知れて日万凛の心が温かくなった。