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今日の出来事を思い返していて、思い出す。潤に連絡をしていなかった。
サイレントモードにしておいたスマートフォンを確認すると、潤から何件もの着信があり苦笑する。
「仕方ない…連絡はしておくか。」
履歴の一番上にある潤の名前をタップして電話を掛ける。もう時間は深夜三時近くだ。数コール鳴らして出なかったらメッセージにでもと思ったが、一コール目鳴り終わる前に電話に出た。
『蒼生お前、何で連絡してこねぇんだよ!!…日万凛は?』
毎度の事だが、この潤の異常な程の日万凛愛が少し恐ろしいと思う。
潤の中では日万凛は姉だけど【自分が庇護する人】なのだ。それは幼少の頃からずっと。
けれども、今の潤にとっては蒼生は敵ではないと認識だから、合鍵も預けてくれた。そう思うと中学一年の頃、寝ている日万凛にキスしてから大喧嘩してそれこそ日万凛をBARで見かけ再会果たす迄、犬猿していた。その事実すら無かったのではないかと思う位、今の潤は蒼生に対し敵対心を出してない。
「日万凛、病院連れて行って点滴してもらってきたわ。んで、今は俺のベッドルームで寝かせてる。熱はまだ…三十九度弱だがな。」
『…そっか…悪いな。お前の休み潰しちゃっただろ?』
すまないな、と潤の口からは余り聞くことがない、謝罪の言葉が聞こえる。
今日の出来事を思い返していて、思い出す。潤に連絡をしていなかった。
サイレントモードにしておいたスマートフォンを確認すると、潤から何件もの着信があり苦笑する。
「仕方ない…連絡はしておくか。」
履歴の一番上にある潤の名前をタップして電話を掛ける。もう時間は深夜三時近くだ。数コール鳴らして出なかったらメッセージにでもと思ったが、一コール目鳴り終わる前に電話に出た。
『蒼生お前、何で連絡してこねぇんだよ!!…日万凛は?』
毎度の事だが、この潤の異常な程の日万凛愛が少し恐ろしいと思う。
潤の中では日万凛は姉だけど【自分が庇護する人】なのだ。それは幼少の頃からずっと。
けれども、今の潤にとっては蒼生は敵ではないと認識だから、合鍵も預けてくれた。そう思うと中学一年の頃、寝ている日万凛にキスしてから大喧嘩してそれこそ日万凛をBARで見かけ再会果たす迄、犬猿していた。その事実すら無かったのではないかと思う位、今の潤は蒼生に対し敵対心を出してない。
「日万凛、病院連れて行って点滴してもらってきたわ。んで、今は俺のベッドルームで寝かせてる。熱はまだ…三十九度弱だがな。」
『…そっか…悪いな。お前の休み潰しちゃっただろ?』
すまないな、と潤の口からは余り聞くことがない、謝罪の言葉が聞こえる。