カクテルカレシ
Prologue



貴女は色褪せぬ恋をしていますか?



「マスター、ジンライムをお願いできますか?ライムジュースちょっと多めで…」
BARのカウンターに浅く座り注文する。
今日はなんとなくジンライムが飲みたいと思った。同じ材料、分量で作るギムレットの方が口触りはいいと思うのだが、クリアな味が欲しいと思ったからだ。

マスターはグラスに氷、ジンとライムジュースを入れ、軽くステアする。そして出来上がったカクテルをそっとカウンターに置き、話しかけてきた。

「今、貴女が頼んだこのカクテルの‘カクテル言葉’をご存知ですか?意味を知って飲むのもまた一興かと…」


___カクテル言葉___


初めて聞く言葉に興味が湧く。
「それは、花言葉みたいなものですか?ジンライムのカクテル言葉教えていただけますか?」
そうマスターに問うと、マスターは柔らかく微笑みながら教えてくれた。


ジンライムのカクテル言葉、色褪せぬ恋


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