登場人物

鈴ヵ丘高校3-C

1軍
小野寺律《おのでらりつ》
主人公カースト1軍クラスのボス
小野寺財閥グループの1人息子
ある日Xと名乗る人物から同窓会の招待状が届く


阿東奈央《あとうなお》
カースト1軍
律の友達、
父親は政治家

内田快斗《うちだかいと》
カースト1軍
律の友達
母親父親は弁護士

四條亜里沙《しじょうありさ》
カースト1軍
律の女友達
四條グループの令嬢

加藤恵里香《かとうえりか》
カースト1軍
律の女友達
父親が医者。

2軍
吉田晃《よしだあきら》
玉川心菜《たまかわここな》
石川茉子《いしかわまこ》
春山ゆうすけ《はるやまゆうすけ》
元井香織《もといかおり》
渡部春樹《わたべはるき》
石山玲那《いしやまれな》
的場奏《まとばそう》
柊七星《ひいらぎななせ》
清水聖也《しみずせいや》
川瀬藍《かわせあい》
松本有冶《まつもとゆうじ》
佐原夢花《さはらゆめか》
飯島直樹《いいじまなおき》
空閑紗希《くがさき》
小松原啓介《こまつばらけいすけ》
菅里莉子《すがりりこ》
瀬川稜《せがわりょう》
田中美月《たなかみつき》
千葉黎《ちばれい》
津川里奈《つがわりな》

3軍

外川広輔《とがわこうすけ》

成田真紀《なりたまき》

新田省吾《にったしょうご》

樋口沙織《ひぐちさおり》

福部厚行《ふくべあつゆき》

本田由貴《ほんだゆき》


その他

原口紀之《はらぐちのりゆき》ベテラン刑事

脇坂優也《わきさかゆうや》新米刑事

X
律達に招待状を送った謎の人物
ある日、俺のポストに一通の封筒が入っていた。

「…何だこれ?」

誰からだ?

封筒の表には

【小野寺律おのでらりつ様】

と表記されており、

そしてこのアパートの住所が記載されていた。

だけど裏を見ると何も書いていなかった。

ただ、【X】とだけ記されていた。

「X…?今どき?とりあえず開けるか。

そして俺は封筒を開けた。

ビリビリ

中には招待状?らしき物が入っていた。

「…招待状か?」

とりあえず俺はそれを開けた。

【小野寺律様
今週の日曜日、鈴ヵ丘高校で同窓会があります。
ぜひ参加して下さい。】

それだけが記載されていた。

「鈴高の同窓会か…。それにしてもこれ書いたの誰だ?
あ、まさかウッチーか?
あいつならありえるよな?」

とはいえ、せっかく同窓会に誘われたんだ。

それにしても何で学校なんだ?

普通は居酒屋とかじゃないのか?

ま、良いか。

そして俺は同窓会に行くことに決めた。

これが間違いだった…。
そして日曜日。

俺は学校に向かっていた。

「それにしても懐かしいな。何年ぶりだ?確か俺が今25だから9年前か。
もうそんなに経つんだな…。
皆元気かなー?」

そしてしばらくして学校に着いた。

着くと生徒が何人か体育館前にいた。

「皆早えーな。」

その時

「おーい!律ー!」

俺を呼ぶ声が聞こえた。

振り返ると直央とウッチーがぶんぶん手を振っていた。

「直央!ウッチー!」

俺は2人の元に向かった。

「久しぶりだな!律!」

「おう!ウッチーお前こんな招待状渡すならもっと早めに渡せよ。」

「え、俺じゃねえよ?」

「え、」

何だ違うのか。

じゃあ一体誰が…。
その時、

「きゃー!律じゃん!」

聞き覚えのある声が聞こえた。

「亜里沙!恵里香!お前らも来てたのかよ。」

「あったりまえじゃーん。」

亜里沙と恵里香相変わらずギャル感は抜けねえな…。

まあ、でもだいぶマシか。

「律背伸びた?」

「おう、だいぶな、


「マジで?マジ卍?」

「おいおい、相変わらずだなお前ら。」

意外にも皆変わってなくて良かった。

てか、やっぱ良いよな…こうゆうの。
「てかさ、何で学校?」

「それ思った。普通同窓会って居酒屋とかじゃね?」

亜里沙と恵里香が口々に話していた。

(だよなあ…)

「てか、何時から始まるんだ?」

招待状に時間は記載されてなかった。

「てかウチさっきから思ってたんだけど何か煙たくねえ?」

「…あっ…それ…思った。何かくせーし…?何の臭い…これ。」

そういえばさっきから煙たい気がする。

それに何か臭い…。

(やべ…目が…。)

そしてふと急に眠気が襲ってきた。

「んだ…こ…れ。」

そして俺達はドミノのようにその場で倒れた。

これからが地獄の幕開けとも知らずに…。
「うっ…。」

しばらくして目は慣れたのか見えてきた。

だけどほとんど真っ暗で何も見えない。

「な、何だこれ…!どうなってんだよ!」

「え、何??」

その時

ピコン

見覚えのあるLINE音が聞こえた。

その瞬間

ウイーン

スクリーンが降りてきた。

そしてライトが当たり、少しだけ周りが明るくなった。

(…バスケットゴール?)

ここもしや体育館か?

(…そういえばさっきLINE鳴ったよな?)

俺はパンツのポケットにあるスマホを取り出した。

そしてLINEを開いた。