和利のクラスには難病の利穂がいる。


クラスでは週に2度、2人1組になってお見舞いに行く。


ある日、和利が1人で行くことになってしまう。


そこで利穂から余命一か月だと聞かされる。


自殺でもしてしまうんじゃないかと不安になった和利は、翌日も1人で病院へ。


そこで利穂が手をかざすだけで怪我や病気が良くなることを知る。


その代わり、利穂の体には負担がかかり余命宣告までされていた。


利穂は幼い頃事故で死にかけていて、その時に能力を手に入れていた。


和利は能力の使用をやめるように言うが、きかない。


とうとう利穂は死に直面し、その場面に居合わせた和利は利穂の手を握りしめた。


和利も幼い頃死にかけた経験があり、助かることと引き換えに能力を貰っていた。


和利の能力は自分の寿命を半分相手に分け与えること。


1度きりしか使う事ができない和利の能力を使い、利穂を助けるのだった。