☆☆☆
黒マントとのやりとりを思い出して、小さく笑う。
あんなことを言っていた自分が間野さんに寿命を分け与える日がくるなんて、夢にも思わなかった。
「あ、2人ともこんなところにいたぁ!」
「ちょ、お前らなにしてんだよ!? まさか2人ってそういう……!?」
開け放たれたドアの向こうで怒った顔の若菜と、慌てた様子の翔が言う。
勝手に病室からいなくなった僕たちを探していたみたいだ。
そんな2人を見て、僕と間野さんは顔を見合わせて同時に言った。
「違うよ。親友だよ」
僕らの関係はこれから少しずつ変化していくかもしれない。
でも、今はまだ、このままで。
END
黒マントとのやりとりを思い出して、小さく笑う。
あんなことを言っていた自分が間野さんに寿命を分け与える日がくるなんて、夢にも思わなかった。
「あ、2人ともこんなところにいたぁ!」
「ちょ、お前らなにしてんだよ!? まさか2人ってそういう……!?」
開け放たれたドアの向こうで怒った顔の若菜と、慌てた様子の翔が言う。
勝手に病室からいなくなった僕たちを探していたみたいだ。
そんな2人を見て、僕と間野さんは顔を見合わせて同時に言った。
「違うよ。親友だよ」
僕らの関係はこれから少しずつ変化していくかもしれない。
でも、今はまだ、このままで。
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