「うん、健康そのものだね。問題ないとは思うけれど、検査をして先生から退院許可が出るまでは入院だからね」


優しく説明してくれる看護師の声は徐々に黒マントの男から遠ざかって行く。


ただの気のせいだったみたいだ。


「あの……」


「どうした?」


「間野さんは……?」


「あぁ、彼女なら――」