「ああ、そういえば昨日の男子の出発前にも【お守りまだ?】ってLINE来た来た。でも、あそこまでされると逆に気持ち悪くなっちゃって。そこまで顔がいいってわけでもない雰囲気イケメンのくせに、思ったよりしつこくて、もう嫌になっちゃったよ、私」
「じゃあ、どうするの?」
「適当に遊んで、それで終わりにする。同じ部だから変なことはできないもん。とりあえず、前向きに検討したけど先輩後輩の関係のままがいいってことにしようと思って。でも、なにか買ってもらったり、奢ってもらったりはするつもり。で、満足したらバイバイ」
「うわー……」
しかし彼女は、先輩だろうともひとつも言葉を選ばず辛辣なことをサラッと言って、友達を思いっきりドン引かせている。
でも、はっきりしているからか、不思議と彼女の印象は悪くない。むしろ気持ちがいい子で可愛いなと思うくらいである。
それに、一年の教室まで行って欲しいアピールをしたり、当日になってまでお守りを催促したりするのは、いくら四年想ってきた香魚とて、さすがにやりすぎ……いや、ぶっちゃけ気持ち悪いと思ってしまった。
「じゃあ、どうするの?」
「適当に遊んで、それで終わりにする。同じ部だから変なことはできないもん。とりあえず、前向きに検討したけど先輩後輩の関係のままがいいってことにしようと思って。でも、なにか買ってもらったり、奢ってもらったりはするつもり。で、満足したらバイバイ」
「うわー……」
しかし彼女は、先輩だろうともひとつも言葉を選ばず辛辣なことをサラッと言って、友達を思いっきりドン引かせている。
でも、はっきりしているからか、不思議と彼女の印象は悪くない。むしろ気持ちがいい子で可愛いなと思うくらいである。
それに、一年の教室まで行って欲しいアピールをしたり、当日になってまでお守りを催促したりするのは、いくら四年想ってきた香魚とて、さすがにやりすぎ……いや、ぶっちゃけ気持ち悪いと思ってしまった。