きっとくるりのスマホにもこれと同じものが送られてきているはずだ。

 統吾が代表して送っているらしいけれど、女子チームは女子チームで、せっかくだから杏奈のスマホで代表して送ってあげることにしようと思う。


「……もう。男らしくないなぁ」


 そう言いながらも、くるりは緩む頬を隠しきれなかった。統吾たちが一生懸命頑張ってくれていることが、たまらなく嬉しい。


 泣き言ばかりが綴られた画面を覗き込み、杏奈と顔を見合わせ、くぷぷと笑う。

 さあ、大好きな仲間たちになんて送ろう。

 そう考えただけで、くるりの胸は躍る。