「中学まで選手として一緒のチームでやってきたのに、急にマネージャーに転向したから喧嘩してた」
「なるほど…」
沢崎くんは、「あ。もしかして」と言ってスマホを取り出すと1枚の写真を見せてくれた。
「あ!この女の子だよ!サッカー部のジャージ着て、仲良さそうにしてたよね」
そこに写っていたのは、あの日私が見た、幼馴染だと勘違いした女の子だった。
「やっぱり。これ大森の彼女」
「えっ」
「確かにサッカー部のマネージャーではあるけどな。3年の」
盛大な勘違いをしていたようだ。
「さいあくだ…」
私は恥ずかしすぎて顔を隠した。
「何その可愛い勘違い」
沢崎くんはアハハと笑うと、そのまま私の腕を引いてギュッと抱きしめた。
