やってきたのは、電車で二駅隣の駅前にある可愛らしいお店。
「カフェ?ですか?」
「そ。正確には、ケーキバイキングの店」
店員さんに案内された席に向かい合って座る。
「僕さ、甘い物すごい好きなんだけど。ほら、1人じゃ入れないでしょ?こういう店」
末次先輩がそう言うので、店内をぐるりと見回してみると、ほとんど女子。
白とピンクとパープルが基調の可愛らしい店内。
正面に視線を戻すとそこには末次先輩。
私たちの席だけ異質なオーラに感じてしまう。
「…確かに、そうかもです」
「でしょ。それに、国枝さんこの世の終わりみたいな顔してたから」
「え!私ですか?」
そんな顔をしていたなんて、自覚は無かったけれど。
「甘い物でも食べて、何でも相談乗るよ」
末次先輩はそう言ってニッコリ笑うと「とりあえずケーキ取りに行こ」と席を立った。
