更衣室から出て来たあたしは真っ直ぐ教室へ戻ろうとしたが、どうしても足が重たくて前に出なくなっていた。
誰かに連絡を取ろうと思ってスマホを取り出してみても、助けてくれそうな友人はいない。
青空クラスの子たちの連絡先を、あたしはまだ知らなかった。
体育館の前で茫然と立ち尽くしていると、次の授業が始まるチャイムが鳴りはじめた。
「あ……」
早く教室へ戻らないと。
気持ばかりが焦り、体が言う事をきかない。
教室へは行きたくないと、心が悲鳴を上げている。
気が付けば、あたしはその場に棒立ちになったままボロボロと涙を流していた。
何が悲しいのか、何が苦しいのかわからない。
ただ、今まで貯め込んで来たものが、一気に溢れ出してしまった感覚だった。
誰かに連絡を取ろうと思ってスマホを取り出してみても、助けてくれそうな友人はいない。
青空クラスの子たちの連絡先を、あたしはまだ知らなかった。
体育館の前で茫然と立ち尽くしていると、次の授業が始まるチャイムが鳴りはじめた。
「あ……」
早く教室へ戻らないと。
気持ばかりが焦り、体が言う事をきかない。
教室へは行きたくないと、心が悲鳴を上げている。
気が付けば、あたしはその場に棒立ちになったままボロボロと涙を流していた。
何が悲しいのか、何が苦しいのかわからない。
ただ、今まで貯め込んで来たものが、一気に溢れ出してしまった感覚だった。