「あったかい」

朦朧とする意識の中で、その感覚だけがはっきり感じ取れた

肌触りの良い真っ白なシーツにベッド

ココは、、、、どこ?

寝返りを打って、見知らぬカーテンが目に入って

ココが、どこかのホテルであることを理解した

「起きた?まだ、寝ててもいいよ」

「ドコ?ここ」

「葬儀場から近い場所にあったホテルだ

家に帰るにも遠いからな、今夜はホテルだ」

「何時?」

「3時前だ」

1時間ぐらいしか寝れなかったんだ

あんなに強い睡魔だったのに、たった一時間