車を降りて、明るいコンビニの店内へと足を踏み入れる
おにぎりと、あたたかい飲み物と
パンと、お酒と、おつまみと
無造作に取って、爽大さんの持っていた籠の中に入れていった
「煙草、108番1つ
先に車乗ってろ、エンジンつけたままだから」
お金も持ってない、私がレジに居てもどうしようもない
車に乗り込めば暖房がガンガンについていて
風量はMAXで、温度もかなりあげてある
燃費が悪いけど、多分体が冷えてる私の為だ
温かい空気に包まれながら、会計をする彼を待つ
薄暗い車内で、うとうとし始めて
起きておこうと頑張ったけど
瞼の重さにまけて、目を閉じた
猛烈な睡魔に襲われて、寝堕ちるのにそう時間はかからなかった