真っ暗な外に出て、街灯を頼りに少し先のコンビニを目指す

「雅!」

後ろからする声に、思わず振り返る

「爽大、、、さん」

違う、記憶の中の彼の声は少し爽大さんより高い

「何やってんだお前、あぶねーだろ!

1人でどっか行くなよ、こんなとこで何してんだ?」

今、一番見たくない顔かもしれない

信じれなく、なりそう

「煙草、買いに」

「煙草?

、、、、ああ。アイツのか

車出す。寒いだろう?震えてる」

自分のスーツのジャケットを私に着させて、「待ってろ」とだけ言って車を取りに行く

後ろ姿も、遠目で見れば悠大にそっくりだ