「ああ、そうだ

雅はイイ女だよ」

「爽大さん!」

何を、いきなり、、、、

スーツの袖をつかんで、引っ張る

それでも彼の口が止まることは無い

「俺の言うこと聞いてくれるし

従順だし、やることはきちんとこなしてくれる

俺の無理難題な命令にも従ってくれるからな」

ニヤッと笑って震える手に自分の手を重ねる

「兄貴!」

「もう一度言ってやろうか

大学やめて、お前が働けよ。自分1人じゃ何もできねぇクソガキが

甘ったれんなよ」

左手で中指を立てて、ソファーに背を預け

腕を背中から回して、私の肩を抱き寄せた