多分寝ぼけているからこんなことをしてもらえるんだ

素面で、してもらえるはず無い

夢だと思えば、少しは気分が上がるだろうか

この罪悪感から、おさらばできるだろうか


「あたたかい、、、、、」


カラダを包む腕に手を伸ばす

自分とは全く違う体温を持っている彼は、本当に温かい

向き合うように、体をねじって顔を合わせる

目を閉じて、規則的な呼吸を繰り返す

閉じられたままの瞼から伸びたまつげ

私より長いまつげは、綺麗に伸びていて

顔の良さを更に引き立たせた