「、、、ん、寒い」 重い瞼を開けて、何度か瞬きをして 身にまとっていたはずの薄手の布団を手探りで探す 冷房が切れること無く朝まで着いていたようで 寝室は完全に冷え切っていた 寒さに身震いしながら探しても私の白色の布団は、ベッドのどこにもなくて 2枚あるはずの布団は、ベッドの上に一枚しか無くて 私がかぶっていたはずの布団を彼に奪われていた 多分、彼の布団はベッドの下にでも落ちてるんだと思う