「ねー、寝室に置いてあったゴム

そういえば、昨日ので無くなったんだったっけ?」

朝日に彼のカラダが照らされる

もう一度ベッドにもぐった私とは正反対に彼は、学校に行く準備のために着替えを始める

「うん、でも、、、、、」

「子供なんて、俺はいらないからね

、、、、、行ってきます」

ラフな格好で私の目の前に立った彼がズバリと言い放った言葉

子供“なんて”、か

大学までの時間を少しずらして家を出る

結局、同じ時間の同じ講義を取っているから

怪しまれないように、っていう対策なだけなんだけど

結局、紙一枚でしか繋がってない私たちにとって

重荷でしかないのかな、、、、