「そう、だいさ、、、、、」

「ここにいるよ」

優しく呟かれた声が鼓膜を揺らした





悠大

なんで、峠なんかに

あの峠は、トラックが多いし、カーブが多いから迂回していつも通ることはなかったのに

彼が行こうとしたのは

一体どこだったんだろうか

あの先に、何が??

「何も考えずに

何も思わずに

何もかも忘れて眠れ」

額に短いリップ音を響かせて落ちたキス



爽大さんを愛してる



けど、理由が見つからない彼の死は

私の中に大きな疑問を残した