「無駄遣いしたと思うなら

来月から、倹約してね

アルバイトなんて、絶対に認めないから」

財布を握りしめて、目を細めじっと見下ろしてくる



バカにされているようで


さげすまれているようで


嫌気がさしたような、そんな目つきで

はぁっ、とため息を吐いた

まるで、私に聞かせるかのようなため息

悪いのは、私だ

「ごめんね」

だから、それだけ呟いた