部員のみんな、一生懸命に叫んだ。
「有馬先輩!」
「有馬!行け!」
「先輩!がんばれ!」
「そのまま行けー!」



「…………………………………………………わーーーー!」

もう一度、歓声が上がった。

なんと、有馬先輩がそのままゴールしたのだ。

「やった。」

僕たちは優勝したんだ!やった。やった。


僕は…精一杯、力を出しきれたんだ!

お母さん!見てた?…もう僕はお母さんがいなくたって大丈夫だよ。


今まで見守ってくれてありがとう。