三藤先輩side
今日は…いよいよ、大会だ。
田野君…。
ぎゅっと拳を握りしめる。
頑張ってね。
一昨日に田野君から話を聞いた。お母さんが亡くなられていたんだ。きっと、お母さんは優しい人なんだろうな。あんなに田野君が優しいんだから。
でも…あの人も、そういえば優しそうだよな。もしかしたら…
「三藤先輩!」
田野君がかけてくる。田野君ってなんだか犬のようだ。
「どうしたの?やけに嬉しそうだけど。」
「これ見てください!」
田野君が取り出したのは、オレンジ色の封筒。なかには手紙が入っていた。
「お母さんから返事がきたんです。今日、見に行くって。」
今日は…いよいよ、大会だ。
田野君…。
ぎゅっと拳を握りしめる。
頑張ってね。
一昨日に田野君から話を聞いた。お母さんが亡くなられていたんだ。きっと、お母さんは優しい人なんだろうな。あんなに田野君が優しいんだから。
でも…あの人も、そういえば優しそうだよな。もしかしたら…
「三藤先輩!」
田野君がかけてくる。田野君ってなんだか犬のようだ。
「どうしたの?やけに嬉しそうだけど。」
「これ見てください!」
田野君が取り出したのは、オレンジ色の封筒。なかには手紙が入っていた。
「お母さんから返事がきたんです。今日、見に行くって。」