「うぅっ。つかれたー!」
練習が終わると、僕はグラウンドに寝転んだ。

僕は高校一年生になった。

陸上部に入り、毎日忙しい日々を送っている。
特にもうすぐ大会で、毎日毎日練習なのだ。

「田野君!」
「はいっ!」

三藤先輩が僕の方へ近づいてくる。

三藤先輩は二年生の陸上部の先輩で、努力家だ。陸上部でもトップのポジションにいる。しかも、美人だから、本人は知らないけど、モテモテなのだ。

そして、僕も……三藤先輩が好きだ。