「優一…優一…」
お母さんの声がする

「お母さん?」

振り向くとお母さんの姿が見えた。
「お母さん!会いたかったよ。」

母は微笑んだ。
「優一、お手紙ありがとう。お母さん、すごい嬉しかった。
お母さんもお返事書くから、ちょっと待っててね。」
「うん…」

「じゃあまたね。バイバイ。」

お母さん!まだ行かないでほしいのに…
「待って、お母さん!行かないで!まだたくさん言いたいことがあるのに…」


「またね。」





あれっ?
目を開けるとそこは自分の部屋。

「ゆめ、だったのか…」
僕の目には涙が浮かんでいた。
最後にお母さんはこういっていた。

「大切な人は最後まで守ること」


どういうことだろう?…