「出来たら、お星さまを見上げながらお母さんにお手紙書いてほしいなー。」

…………………………えっ?


「…もしかして、お母さん死んじゃうの?ダメだよ死なないで!」


泣いて泣いて、涙が溢れた僕を、母は笑いながらよしよしってしてくれた。温かい手だった。


「違うよ。お母さんはまだまだ死なないよ。」


そう言った母と小さい僕を満天の星空が見守っていた。