「お前さ。なんとも思わないわけ?」

「…何にですか?」

ゴンッ!

「ふざけんなよ。一年生のくせに。一年生の分際で三年生とか二年生の場所とりやがって!」

「…僕だって、自分が選ばれると思ってなかったから、そんなこと言われても…」

ヤバい、この状況。

助けにいかなきゃ。私がそう思い、動いたとき…

「自分が選ばれると思ってなかったから?
どーせ自分はえらいとか思ってるんだろ?」





「まあ、二年生の、お前が慕ってる三藤も、お前が選ばれなかったらよかったのにっていってたけどな。」