「(…やっぱ下手くそ)」


舌を入れてきたのはいいけど、そこから蜜はどうしていいのかわからないのか動こうとしない。

つん、と自分ので蜜のをつついてみると、ビクッと面白いぐらいに身体が跳ねて、舌も引っ込んでしまう。


5ヶ月も付き合って、キスなんか数えきれないほどしてきたのに、蜜は慣れというものを知らないらしい。


「(しょうがないなぁ…)」


なんて思いながらも、未だに顔は熱いし胸は煩いんだけど。でも我慢とかもう無理。


引っ込んでしまった舌を追いかけて、今度は俺が蜜の中に入ってそこを犯す。

こんな展開になるとは思ってなかったのか、後ろに下がった蜜の腰を腕でしっかり抱いて、逃げられないように閉じ込める。


仕掛けてきたのは蜜だ。俺を煽ったのも、誘ったのも、全部全部俺じゃなくて蜜。

絶対切れる理性に文句言うなよ?

もう離してやんねぇから。


「っ、はっ、」


好き放題蜜の口内で暴れまくって、そろそろと思った俺はチュ…ッと唇を離す。

名残惜しいように俺と蜜のを繋ぐ銀糸をプツリと千切って舌なめずりした俺は、すぐにキスだけでヘロヘロの蜜の膝裏に手を差し込んで持ち上げた。