可愛い、好き、大好き、愛してる。そんな言葉だけじゃ語り尽くせないほど、蜜への愛しさが胸にポコポコ溢れだしてくる。
嬉しくって仕方ない。同時に悔しくって、蜜の気持ちを疑った自分にすっげぇ腹立つ。
バカだろ、俺。
まだ5ヶ月だけど、5ヶ月も蜜と付き合って、マジで自惚れみたいな言い方するけど、蜜がどれだけ俺のこと好きでいてくれてるか。
気持ちを貰っていた俺が一番わかってるだろ。
不安にならなくても、蜜の気持ちは5ヶ月前からずっとなに一つ変わってなかった。
嫌いになったことなんかなくて、俺のことが――大好きで。いや、でも、変わっていてほしいかな、なーんて。
5ヶ月前よりも〝大好き〟が俺と同じで〝愛してる〟ぐらい大きなものになっていてくれたらいいな。そう、思う。
「っきら、い、だったら、ギュッ、も、チュウも嫌、って言って、る」
うん、そうだね。
気持ち疑ってごめん、蜜。ギュウもチュウも雰囲気に流されて拒否んないんだとか思ってごめん。
蜜が俺のことちゃんと好きでいてくれてるっていう証明だったのにね。
あー、もうマジのバッカ野郎だな俺。
「ごめん。ごめん蜜」
「バッカ。とーやバカぁー…」
「うん、バカだよ。スーパーバカより上のハイパーバカだよ俺。…でも、」
「ぐすっ」
「蜜、音楽室でチュウしようとしたらやだって言った。その前もその前もその前も」
「!」
「あれ、超傷ついた」
「っ、……っ、」