身体が全力で拒否反応を起こしているのに消えようとはせずしつこくまだ笑顔でフレッフレッ!わさわさの無限ループに顔面蒼白、白目向いてぶっ倒れてしまいそう。
きもい…。やめてまじで――って、えっ、あっ、嘘だろやだ待って。待て待て待て待てダメだやめろバカ思い直せいや思い直してください!!その右足を今すぐ振り下――ぎゃああああああああああああ「――…やっ。飛也っ!」
「…………え……?」
「…だい、じょうぶ…?時止まってたよ…?顔も急に真っ青になって……って、あれ?」
ふっっっかーーーーーつっっ!!!俺!!!
9999どころか一億は軽く超えた即死ダメージを正しく不慮の事故で受け、断末魔の叫びを上げながら未練など感じる間もなくさらばなり〜と昇天しかけていた俺を助けてくれたのはやっぱり当然そうでしかないけど言わせてくれ。俺の愛しき天使だった。
俺専用の超回復アイテム〝エンジェルオブエンジェル(英語の綴りがわからない)〟――別名蜜という回復薬のおかげでズッタズタのボッロボロだった精神は元通り以上の以上にピカピカーンッと回復。
数秒前まで繰り広げられ、俺をぶっ殺しにかかっていた悲惨な事故映像もこの一瞬で綺麗さっぱり払拭されるんだからあれだよね。これもいちいち言わなくてもただただそうでしかないんだけど――言わせてくれ。
どうしたって天使だよね。女神だよね。最高の癒しだよね。ほんと好き。愛してる。
「すごい顔色よくなってる…」とかなんとか、怪訝な顔でブツブツ呟きながら首を傾げている蜜を大草原に吹く風の如く心穏やかな俺はギュッと抱きしめる。
そのまま俺のシャツを掴むために起こしていた蜜の身体をベットに倒し、結局は数分前の体制に元通り。