「それは……どうかしらね。忙しそうだからわからないわ。でも帝都の人もたくさん来るんじゃないかしら」
「帝都の……」
「ええ。帝都にはそういうお祭りのようなものはないから、結構来るんじゃない?」
エリーは今までの祭りのことを思い出しながら、続ける。
「そうなんですか。今までも知らないうちに帝都の方とすれ違ったりしていたのでしょうか」
「してたかもな。どうせ祭りの日は大体の奴が着飾るし、見分けなんてつかねぇよ」
「ふふ、それもそうですね」
談笑をして、一段落ついたところでリザが切りだした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…