現れたのは、腰まで流れる長い髪をポニーテールに結んだ少女だった。
身長は百六十センチ弱くらいだろうか。
顔立ちにはまだ幼さが残るけれど、均整の取れたほっそりとした体型だった。
少女は最初、少し驚いた様子で店内を見回していた。
しかし笑みを浮かべて佇んでいる白露の姿を見つけると、ふぅんと声を漏らす。
「竹林に囲まれた道を抜けて朱い橋を越えた場所にある、幻の店……まさか本当に、噂通りの店が存在するなんて」
一方愛梨は少女の顔を見て、既視感を抱いていた。
どこかで見たことのある人だ。
とはいえ、知り合いや顔見知りという感じではない。
愛梨が考え込んでいたのに気が付いたのか、少女は強い視線を向ける。
「何よ、変な顔して!?」
「あ、いえ……どこかで見たことがあるなぁって。他人のそら似でしょうか」
愛梨の方がおそらく年上であるのに、少女の気の強い態度に思わず敬語を使ってしまう。
身長は百六十センチ弱くらいだろうか。
顔立ちにはまだ幼さが残るけれど、均整の取れたほっそりとした体型だった。
少女は最初、少し驚いた様子で店内を見回していた。
しかし笑みを浮かべて佇んでいる白露の姿を見つけると、ふぅんと声を漏らす。
「竹林に囲まれた道を抜けて朱い橋を越えた場所にある、幻の店……まさか本当に、噂通りの店が存在するなんて」
一方愛梨は少女の顔を見て、既視感を抱いていた。
どこかで見たことのある人だ。
とはいえ、知り合いや顔見知りという感じではない。
愛梨が考え込んでいたのに気が付いたのか、少女は強い視線を向ける。
「何よ、変な顔して!?」
「あ、いえ……どこかで見たことがあるなぁって。他人のそら似でしょうか」
愛梨の方がおそらく年上であるのに、少女の気の強い態度に思わず敬語を使ってしまう。