あんたは長年の付き合いの私より
男を取るのかよっ!

ちっくしょーーー!
喰われてやる
カピパラに喰われてやるっ!
生まれ変わったら怪人になって、美音ちゃんをボコボコにしてやるっ!

そう思いながらも涙がポロポロ出る。

美音ちゃんとの友情がこんなにモロいとは、悲しすぎる。

カピパラの吐息がかかり
臭くて倒れそう。

早く一気に喰えよ。

しかしカピパラは私を食べるどころか
しっかり抱き直し
目をつぶって口を近づけてきた。

ゲッ!
もしかしたら 

ちゅーなの?ちゅーしたいの?

嫌だーーー!喰われる方がまだましーーー!

こんなのとキスなんてしたくない。
でも腕の力が強すぎる。

おかーさーん助けてー。

「ギャー」と、大騒ぎした瞬間

美音ちゃんの立っていた場所がすんごいまぶしく光って、周りの人は目を閉じる。
そして
目を開いた時

美音ちゃんは変身して
ピンクレンジャーになっていた。

「リカちゃん。今、助けるからね!」

イキイキとしたピンクレンジャーは怪人に向かって超ダッシュ。

そして超ケリ!