その後、私達も学校を出る事にした。
伊達君に鏡を向けられた時、ナニかは襲って来なかったし、朝に歯磨きをした時も現れなかったから。
「私も今日は見てないなあ。見たら殺されるってわかってるから、意識して避けてるだけかもだけどね」
真弥ちゃんもナニかを見ていない。
昨夜は、まるで私をマークしているかのようにピッタリと付きまとっていたのに。
目を覚ましてからそれが止んだ。
「でもまあ、気を付けた方がいいよね。現れないかもだけど、鏡に映らないようにさ」
「うちさ、玄関入ってすぐに鏡があるから怖いんだよー。まあ、来たらわかると思うけどさ」
一人でいるのが怖いから、今日は真弥ちゃんの家に泊まりに行くって話をしたのに……。
決定してからそんな事を言わないでよ。
だからと言って、今断るのも悪いしなあ。
「何か、お前ら見てると、本当に危険なのかわかんねえな。前田みたいになる可能性があんだろ?」
ナニかが現れない安心感から、朝みたいに鏡を特に気にする事なく、道を歩いて真弥ちゃんの家へと向かっていた。
京介は途中で駅に向かう為に別れる。
確かに私達には、危機感が足りなく見えるかもしれないけど、軽く考えてるわけじゃないんだけどな。
伊達君に鏡を向けられた時、ナニかは襲って来なかったし、朝に歯磨きをした時も現れなかったから。
「私も今日は見てないなあ。見たら殺されるってわかってるから、意識して避けてるだけかもだけどね」
真弥ちゃんもナニかを見ていない。
昨夜は、まるで私をマークしているかのようにピッタリと付きまとっていたのに。
目を覚ましてからそれが止んだ。
「でもまあ、気を付けた方がいいよね。現れないかもだけど、鏡に映らないようにさ」
「うちさ、玄関入ってすぐに鏡があるから怖いんだよー。まあ、来たらわかると思うけどさ」
一人でいるのが怖いから、今日は真弥ちゃんの家に泊まりに行くって話をしたのに……。
決定してからそんな事を言わないでよ。
だからと言って、今断るのも悪いしなあ。
「何か、お前ら見てると、本当に危険なのかわかんねえな。前田みたいになる可能性があんだろ?」
ナニかが現れない安心感から、朝みたいに鏡を特に気にする事なく、道を歩いて真弥ちゃんの家へと向かっていた。
京介は途中で駅に向かう為に別れる。
確かに私達には、危機感が足りなく見えるかもしれないけど、軽く考えてるわけじゃないんだけどな。