CV:奏多/間瀬愛季(ませあいき)
【プロフィール】
リマックス所属。主な出演作にゲーム『ぷよぷよ!!クエスト』『モンスターストライク』など。アニメ、吹き替え、Audibleのほか、舞台やテレビドラマまで多方面で幅広く活躍中。
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著者の冬野夜空さん、オーディブルにてナレーターを務めた間瀬愛季さん、白川聖さんとの対談を4週連続で連載公開。著者とオーディブルナレーターのおふたりに本作の魅力をお伺いします!

間瀬愛季さん
【プロフィール】
リマックス所属。主な出演作にゲーム『ぷよぷよ!!クエスト』『モンスターストライク』など。アニメ、吹き替え、Audibleのほか、舞台やテレビドラマまで多方面で幅広く活躍中。

白川聖さん
【プロフィール】
ケンユウオフィス預かり所属。主な出演作にゲーム『けものフレンズ3』など。アニメ、ゲーム、吹き替え等で活躍。趣味は日本酒や野球観戦。
2019年『満月の夜に君を見つける』にてデビュー。『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』は累計30万部を突破し大ヒット。『すべての恋が終わるとしても』シリーズは累計60万部を突破し2025年10月にドラマ化(すべてスターツ出版刊)。
インタビュアー:では、早速始めていきましょう。
作品を読んでみて、第一印象を間瀬さんと白川さんにお伺いできますか?
まずは、間瀬さんお願いします。
間瀬:第一印象というか、読んだあとの余韻が凄かったですね。
ただ悲しいだけでもないし、ただハッピーなわけでもない。本当にいろんな感情が綯い交ぜになって、赤外線みたいにじわーっと体に広がってくる感覚でした。
読み終わった後も、1時間くらいソファの上でぼーっとその余韻に浸ってましたね。
本当にこう、「あー綺麗だな、美しいな」っていうのが、一番最初の印象でした。
インタビュアー:Audible収録の際にも、短い期間に一気に読んでくださったとおっしゃってましたね。
間瀬:オーディションなので、すぐに読んだんですよね。
オーディションで読まなきゃいけないってなると、仕事として読むので、一読者としての目線は、一旦置いておくんです。
でも、気づいたらもう読者としてポンポンポンポン読み進めてしまって。
それで、奏多と連絡が取れなくなった第3章の初めで、「あ、読めない。一旦、一旦待って」ってなりました(笑)。
インタビュアー:「一旦、ちょっと落ち着かせて!」みたいな?
間瀬:「しんどいしんどい、先生なんての書くんだ」って思いましたね。
そこで少し心を落ちつかせたんですけど、結局、読むのを再開したら、止まらなくなってしまって……。
結果的に「美しい」みたいな感じの読後感になりました。
インタビュアー:ありがとうございます。では白川さん、いかがでしょうか?
白川:私もすごく綺麗なお話だなって思ったんですけど、それ以上に、苦しいなと思いました。
最初の方は、すごく爽やかな青春モノで、こっちもワクワクドキドキしながら読んでたんですが……。
間瀬さんもおっしゃってましたけど、奏多がいなくなってから、ガラッと変わって、現実を少しずつ突きつけられてる感じが、胸をすごい締め付けられました。
でも、その苦しみと向き合ったからこそ、最後まで二人で一緒に楽しい思い出を作っていけたのだろうし、それで救われたのかなって思います。
インタビュアー:ありがとうございます。
冬野さん、お二人の感想聞いてみていかがですか?
冬野:今回の対談が発売前なこともあって、本作の感想もらうのが初めてなんですけど、すごく嬉しいですね。
それと、これは収録を見学した感想になっちゃうんですけど。
普段からAudibleを聞いているので、自分の作品で、すぐそこで演技されてるんだっていう実感ができたのも、すごくうれしかったです。
ドラマの撮影の見学はしたことはあるんですけど、ドラマとはまたちょっと違った感じで新鮮でした。
ドラマの方が「人」っていう感じがしていて、逆に声優さんはキャラクターになりきって演じられていると思うので、声優さんって実在するんだ!みたいな感覚がありました(笑)。
間瀬:あはは。でも、僕らも結構そうですよ。
実際スタジオ行って、めっちゃ自分が目指している人がいたら、「いたんだ!」みたいな(笑)。
それは僕らもありますね。
冬野:引っ越しの合間を縫って来てよかったです!
間瀬:ちょうど引っ越しのタイミングだったんですね。
今まではどちらにいらっしゃったんですか?
冬野:元々東京いたんですけど、作品書いてる間に日本のいろんなところ回って、いろんなとこ住んで、最終的にまた戻ってきました。
お話もらった時は東京にいて、書き始めた時には博多にいて、書き終わった時は東北にいたかな?
白川:ええっ! そんなに引っ越したんですか?
冬野:そうなんです。今回のお話にも活かされていた部分があるかもしれません。最初、地方から始まって、上京する流れが本作にもありましたし。
インタビュアー:では続いてキャラクターについてお伺いしていきたいと思います。
間瀬さんには奏多、白川さんには瑚子のキャラクターの印象。お伺いしてもよろしいでしょうか?
間瀬:奏多って、後から一目惚れだったことが分かるんですけど、最初から瑚子に対して、アタックが凄かったじゃないですか。
その中で、中学生なのに意中の女の子に「素敵」っていう言葉をめっちゃ使ってるんですよ。
正直、「マセてんなお前!」って、思いましたね。
(一同笑い)
間瀬:めちゃくちゃ大人びてる!
アタックの仕方も「押してだめなら押し倒せ」って言ってますけど、その言葉遣いもすごいなと思いましたね。
僕が中学生で意中の女の子相手だと、ただ恥ずかしがって終わっちゃう気がするんですよね。その方が、等身大ではあると思うんですけど、だからこそ奏多には「お前~!」ってなりましたね!
インタビュアー:確かに、冬野さんの描く主人公のかっこよさが出てますよね。
冬野:こういう男の子自体は、書き慣れてるかなと思うんですけど……。
でも、ここまで積極的な主人公多分初めてですね!
今までは少し内気寄りで、女の子に振り回される中で、女の子の隙をつくような、カッコつけ方する子が多かったので。
だけど、今回はもう押し倒しにいってますからね!
間瀬:でもだからこそ、例えば告白をするとか、関係が進む時は、少し怖がってしまう部分もありますよね。
弱さというとちょっと言い方悪いかもしれないですけど、女々しさみたいな部分もちょっとあって。そこが僕としては、「おー可愛い部分もあんじゃねえか、お前」って共感できるポイントでもありました。
それからは、一気に親近感が、湧きましたね。
奏多が躊躇してるタイミングでは、瑚子からのアプローチがある、いい関係ですよね。
間瀬:あと一番「うわ、そうだよ、分かる」ってなったのは、最初に瑚子と出会った時ですね。
夏祭りに向かって人がたくさん集まってる中、それを見て、じゃあ自分は注目されてないからこそ、裏山行こうってなるところ。
自分で、天邪鬼とかあんまり言うの恥ずかしいですけど、僕もちょっとその毛があって。「注目されてるんだったら、ちょっと自分は……」みたいなところが、すごく共感できました。
だからこそ、すっと最初から入っていけたのかなって思います。
インタビュアー:なるほど、奏多について伺って、いかがですか? 冬野さん。
冬野:もちろんある程度キャラクターの設定みたいなのは決めてから、書き始めるんですけど、そういう積極性だったりとか、女々しさだったりとかは、細かに決めて書いてるわけではないんです。
でも、改めて言葉にしてもらえると、「そうだったんだ」みたいな納得感がありますね。
奏多はこうやって生きてたんだなっていう実感がわくというか……。
インタビュアー:キャラクター自体も、読者にゆだねられている部分があるということですね。
では続いて瑚子について、白川さんいかがでしょう?
白川:私はもう本当に、瑚子ちゃんは強い人だなっていうのが一番の印象でした。
自分自身も祖母を認知症の末に亡くしてるんですけど、当時、私がまだ学生だったのもあり、なかなか受け入れるのが、難しくて……。
記憶がなくなっていくのを感じられる瞬間だったり、病気ゆえのすれ違いみたいなのを怖いなと感じて苦しかったので、その時の気持ちはすごく共感できましたね。
でも、瑚子ちゃんはしっかり向き合うと決めたなら、自分にできること、自分だからできることっていうのを、ひたすらやり続けていく。その姿が、もう本当にたくましくて強いなって印象でした。
実際に描かれている部分では、彼女の強さがメインに描かれてて、弱く見えるシーン自体はあまりないですけど、彼女が超記憶症候群で悩まされていた過去があったからこその、強さだったなとも思います。
彼女の強さに私も元気をもらいましたね。こういう答えもあったのかもしれないなって。
インタビュアー:大切な人に自分が忘れられてしまうなんて、その立場になると正直受け入れづらいものですよね。
冬野:正直、収録があると聞いたとき、瑚子を演じる方は大変だろうなって思ってました。
強さももちろんですけど、おかれている状況はかなり特殊だと思うので!
(一同笑い)
インタビュアー:確かに瑚子の置かれた状況はかなり難しいですね。
では、次はヒロインの瑚子について、もう少しお伺いしていきましょう!
第2回は6月5日(金)に公開予定です。お楽しみに!