TVドラマ『修学旅行で仲良くないグループに入りました』のメインキャストである藤本洸大さんと簡秀吉さんに特別インタビュー!
お互いの第一印象や撮影中のエピソードなど、たっぷりとお話を伺いました。
原作ファンにむけた、ノベマ!限定コメントもお見逃しなく♡
ドラマに出演が決まった時の心境を教えてください。
藤本: まさか自分が主演を務める日が来るなんて…と心の準備ができていなかったのでびっくりしました。これからの不安とともに、でもやってやろう!と、自分の中で炎がつきました。原作読んでみると炎というよりはわりとピュアな感じだったんですけど。キャラに対する情熱は持ちつつ、現場ではフレッシュな感じで演じようと思いました。原作を読んで、このタイプの純愛ストーリーは見たことがなかったので、すごくおもしろかったです。ストレートだなと思ったんですけど、展開が気になってどんどん読み進めました。しかもすごく可愛いし!初めて読んだとき、かわいすぎるだろ!って思いました。ここまで純情な人はなかなかいないだろうなと。結構ピュアとは周りの方から言っていただけるんですけど、ここまでのピュアな表現をどう工夫して演じようかと最初は悩みました。
簡:普段からBLドラマを観るのが結構好きなほうではあるので。高校生役もずっとやりたくて夢でもあったので、オファーいただいたときはすごいうれしい気持ちを抱いていました。BLドラマは重めのやつが好きで。どっちかというと渡会はそっちじゃないですか。重めの愛の注ぎ方がいつも観てる役に似てるなぁと感じました。
お互いの印象を教えてください。
簡:第一印象、まず宣材写真を見たときはすごいかわいらしい子だなと。今もかわいいんですけど。声とかも懐いてくる感じなのかなと思ってたんですよ。でもいざ会ってみると自分をちゃんともってて、年下とは思えないくらい落ち着いていてしっかりしているので。そこのギャップにやられましたね。
藤本:やられたんだ。(笑)
僕も最初に宣材写真を見たんですけど、絶対仲良くなれるなと思いました。出身も関西だし、最初からなんの不安もなく…。でも積極的にきてくださるのかなと思ったら、意外と慎重で。
簡:ちょっと人見知り秀吉が出ちゃって。
藤本:僕がメイクしていただいている時に控室から出てきてくださって。距離感を縮めてくれようとしているのがすごくわかって、優しい方なんだろうなと。そして現場を重ねていくと、子どものような一面もあるんだなと。いろんなことにわくわくしてるんです。でもしっかりしているところはしっかりしているし、深い話もしました。すごく魅力的だなと思います。年の差もそんなに感じなくて。同級生みたいな。
簡:確かに、同級生かも。
「ちゃんと自分をもっていて年下には見えなかった」「俺よりピュアなんじゃないか」といったお話がありましたが、具体的なエピソードなどはありますか。
簡:現場での佇まいだったりとか。学園ものなので年齢近い俳優さんも多い中だと、若いとおちゃらけたりとかしちゃう歳じゃないですか。でも常に集中していて落ち着いていらっしゃるので、そこがすごいなと感じました。
藤本:プライベートで一緒に古着屋へいったんですよ。僕のお気に入りのお店に一緒に行こうとなって。その時に思った以上にはしゃいでて。「これ買おう!」「かわいい!こっちも買おう!」と大人買いしていました。
簡:すごいかわいいのがいっぱいあったんで…。古着、もともとあんまり好きじゃなかったんですよ。でもあれからすごい興味わいて、その後も同じ店舗に一人で行ったりしました。
藤本:実は僕も緊張して古着屋には気軽に入れなくて。でも二人で行ったらとても楽しくて、その後下北の古着屋にも行ったくらいです。
それぞれ演じたキャラクター(役柄)に対して恋愛のアプローチも含めて、自分に似ている部分、違う部分を教えてください。
簡:自分はまったくないかもしれないです。好きな人に対して感情を出せないというか。がつがつはあんまりいけなかったので、めちゃくちゃ回りくどいやり方でいってました。友達に協力してもらってとか。渡会はすごいスマートにいくので、全然違いますね。
似てる部分は寂しがり屋なところですかね。家で1人でいること多いんですけど、1人おもしろくないな、誰かと話したいなと思うときがあって。そういうときは人の多いごはん屋さんとかに行きます。しゃべるわけでもないんですけど、人間が見たい。
藤本:僕だったら絶対自分から告白したいです。日置とそこは違うかもしれないです。
似ているのはさっぱりしているところ。共演者の方と遊びにいくこともなかったんですけど、簡さんがはじめてだったんですよ。人との距離の取り方は似ているなと思います。
修学旅行がテーマの作品ですが、お二人の修学旅行の思い出やエピソードなどはありますか。
簡:僕は高校生の頃東京にきて、テーマパークに行きました。朝から夜まで遊びつくして、いろんなもの食べて、カチューシャとかつけて。学生の修学旅行満喫!という感じでした。
藤本:アトラクション何乗った、とかは?
簡:アトラクション乗れないので、かわいい乗り物を…。園内回る船とか。肉まんとか、小さいキャラクターのおまんじゅうとか食べたりしました。
藤本:僕は4泊5日で北海道に行きました。バスの中でのレクリエーションや歌を歌ったり、トランプもやって盛り上がりました。あとはやっぱり醍醐味というか。旅館の部屋での過ごし方ですよね。恋バナをしたり。男女2人が密会しているのを覗きに行ったりとか、茶々入れに行ったりとか。修学旅行で青春を味わいました。
ドラマのみどころ、注目して観てほしいシーンなどあれば教えて下さい。
簡:渡会は日置との掛け合いの中で、表情としてはクールでいないとだめっていうのがあって。でも中身の感情はそうじゃなくて。恋心で言ってるセリフなのか、善意で言ってるセリフなのか、友情で言ってるセリフなのか。表情と感情のギャップや矛盾さを楽しんでいただきたいなと思います。後半にかけてどんどん渡会が日置に対して好きバレしていく流れも楽しんでいただきたいです。
藤本:日置はピュアなので、それゆえのドキッとさせてしまう言動というか、無自覚のあざとさがちらほらあります。最初のほうは渡会がなんでこんなことしてくるんだろうなと振り回される側だったけど、それが好意とわかった後の無自覚なあざとさやピュアな部分と、中学校から仲良い友達や家族に対するさっぱりしたところのギャップに注目していただきたいなと思います。
このインタビューを読むファンの方へメッセージをお願いします。
藤本:初主演ですごく不安な部分もありますが、日置朝陽というキャラクターをとにかく魅力的に演じられるようにと日々撮影に励んでいます。原作の日置のかわいさを維持しながら僕なりの表現で演じさせていただいています。三次元だからこそのドキドキや、緊張感など。青春の一コマや清涼感を感じていただけたら嬉しいです。
簡:『修学旅行で仲良くないグループに入りました』の小説がドラマ化ということで、大変嬉しく思っていますし、その中で渡会を演じられるというのは大変光栄なことなので。原作を大切にしつつ、原作から三次元に降り立った時の渡会がどうなっているのかをぜひ楽しみにしていただけたらいいなと。暖かい目で見守っていただけたらなと思います。