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水咲由莉花
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風雲児に会った日

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小学六年生の知紗は、上杉謙信が好きな歴史オタク。そんな、歴女である知紗には姉の香奈がいた。その香奈も、戦国時代の姫が好きだという。ある日、二人は地元である愛知県の名古屋城に遊びに行った。知紗はお腹が空いたと言い、金鯱焼きを買いに香奈と離れる。知紗は途中、日差しにやられ、道の真ん中で倒れる。目が覚めると、そこは戦国時代の城下町だった!知紗は、目に留まった団子屋に行くと、団子を買おうと小銭を渡す。当たり前だが、戦国時代にいるため、現代のお金では通じない。店員に追い出され、餓死しそうになっていると、隣に座っていた少年が団子をくれた。腹がペコペコだった、知紗は我慢できず、団子を食い尽くす。その少年の名は、三郎と言った。三郎は、袖のない着物を着ていて、帯代わりにか荒縄を締め、頭はボサボサで茶筅髪に結っている変わった人だった。知紗は、この三郎と名乗る少年の正体に気づいていない。この少年こそ、戦国時代の風雲児であり、天下布武を掲げた織田信長である。知紗は、織田信長だと知ったら、どんな反応をするのだろうか。

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