
- 作品番号
- 1792397
- 最終更新
- 2026/09/24
- 総文字数
- 32,000
- ページ数
- 7ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 32
- ランクイン履歴
-
総合33位(2026/10/01)
BL18位(2026/10/01)
人の輪の中に、うまく入れない。
話そうとするだけで、喉の奥が引き絞られるように苦しくなる。
そんな自分がずっと嫌いだった及川 温(たずね)は、
大学一年の春、一度は諦めかけた〈写真部〉の扉を叩く。
迎えてくれたのは、陽だまりのように穏やかな先輩・斗澤。
「無理して喋んなくていいよ。俺、待つの得意だから」
言葉に詰まっても、うまく笑えなくても。
斗澤はいつだって、そっと歩幅を合わせて距離を縮めてくる。
戸惑いながら向けられる優しさに、いつしか「憧れ」から別の名前へと変わり始めて――。
不器用で繊細な後輩と、すべてを受け止めるように見守る先輩。
春から夏へ移ろう季節のなかで紡がれる、もどかしくて愛おしい大学生BL🌿
- あらすじ
- 【攻め】斗澤 刹那(とざわ せつな)
大学三年生。快活で誰とでも打ち解けられる人気者。
変化によく気づき、さりげない気遣いができる世話焼きな性格。
いつしか温の表情ひとつにまで目が向くようになっていく。
【受け】及川 温(おいかわ たずね)
大学一年生。人と話すことが苦手で緊張してしまう内気な性格。言いたいことがあっても胸の奥にしまい込んでしまう。
真面目で責任感があり、繊細な感性を持っている。
この作品のレビュー
投稿者:結城太朗さん
読了後、大きく息を吐いてしまいました……
レビューを見る
斗澤先輩が最初から名前呼びで、陽キャなのかな?距離バグかな?と思いながら、入ったのですが、斗澤先輩は滅茶苦茶空気の読める気遣いの人でした。
それが逆に温との距離が一定間隔から縮まらなく原因になっちゃったり、温の考えすぎる性格からすれ違ったりしている所が、おいしかった。
でも、モダジレとはちょっと違って、なんだか、二人の関係性のジレさえも温を待つ斗澤先輩みたいな気持ちで読み進めることができました。
温は地の文が、たまに悲しくなるほど痛々しいなと思える部分もあって、最後にトラウマを明かす前から、胸に来るような切なさはありました。なので、それすら愛おしいと思える斗澤先輩と出会えて、読んでいる私も救われた気がしました。
最後に漏れる『好き』は喜びに流れる涙よりも愛おしかったし温かかったです。
本当に読み終わった後に、ほうっと大きく息を吐いてしまいました。全てが愛おしかったです。
2026/09/24 13:09
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