昼食を食べ終えて少し経ったタイミングで、帝国側から使節団に関する連絡を受けた。
魔導船は予定通り航行していて、予定通りもう間もなく帝国の国境の町に到着予定らしい。
「繰り返す、兵は持ち場に移動せよ。王国兵として、気品のある態度を取るように。繰り返す……」
直ぐにピーター様が基地内に周知を出し、警戒レベルも上がった。
麓のガルフォース辺境伯領にも連絡が上がり、巡回などが強化された。
僕とナッシュさん達も、身支度を調えていつでもビクトリア様達を出迎えられるようにした。
「間もなく、帝国の使節団が到着します」
「出迎え担当、及び護衛担当は位置につけ!」
おやつの時間前に、遂に帝国の使節団が到着したと連絡を受けた。
僕達も、担当の兵と共に防壁のところに移動した。
僕の顔見知りの兵が護衛などを担当してくれて、本当にありがたい。
出迎え担当として、ブラッドリーさんも参加する。
パカパカパカ。
「あっ、帝国の陣地から馬車がやってきました」
「厳重な護衛付きだから、間違いなく帝国からの使節団を乗せている馬車だな」
ナッシュさんも、整列しつつ馬車に目をやった。
スラちゃん達も僕達と共に列に並び、馬車の到着を待った。
勿論、探索魔法で周囲の安全も確認している。
パカパカパカ。
「とまーれー!」
馬車の護衛をする帝国兵の合図で、僕達の前に馬車が停まった。
帝国兵が馬車のドアを開け、帝国の使節団がゆっくりと降りてきた。
「ビクトリア様、お久しぶりです」
「出迎えありがとう。ケンも相変わらず元気そうね」
僕は、旅服姿のビクトリア様とにこやかに握手をした。
ビクトリア様はナッシュさんとも顔見知りなので、普通に握手をしていた。
他の帝国の使節団とも握手をする中、何故か一行にこの人がいた。
「えーっと、ご、護衛なのかな?」
「使節団の一員だっていうの! こう見えても、そこそこの家柄なんたからな!」
帝国で僕と手合わせをしたニックが、少しプリプリしながら叫んでいた。
家柄が良いのは本当らしく、今回は普通に勉強の為に来ているという。
僕も、ちょっと苦笑しながらニックと握手をした。
ニックもここで何かをするつもりはなく、普通に僕と握手をしていた。
「あっ、いまヘルナンデス様の息子さんが研修で前線に来ています」
「ブラッドリーと申します。どうぞ宜しくお願いいたします」
ブラッドリーさんは、ビシッとカッコいい敬礼をした。
ビクトリア様も、ブラッドリーさんとにこやかに握手をした。
「それでは、応接室にご案内します」
流石、変態行動を起こさなければ一流の軍幹部のピーター様だ。
会話や挨拶が一段落するタイミングで、帝国の使節団をサッと案内した。
ニーナさんも、任せてとコクリと頷いていた。
前線基地にいる間は、二人に任せておけばいいはずだ。
ビクトリア様もピーター様と会ったことがあるので、普通に対応していた。
「この後ですが、休憩頂いた後にガルフォース辺境伯家に向かいます。明日は、早朝よりガルフォース辺境伯家を出発し、麓の軍事施設から魔導船に乗って王都へと向かいます」
「ええ、分かりましたわ。説明頂きありがとう」
ビクトリア様も事前に日程は把握しているが、改めてピーター様の話に頷いていた。
順調に進まない可能性もあるので、この辺りは臨機応変に対応するだけだ。
その後は、少し談笑が続いた。
「しかし、新年の時に会っていたクリスが懐妊とは。年齢的にも、私の方が先に妊娠すると思っていた」
話は自然とクリスの件となり、ビクトリア様はクリスの妊娠に少し苦笑していた。
とはいえ、こればかりは授かりものだからどうしようもない。
「大分お腹が大きいので、多分双子だと思います。クリスも、ビクトリア様に会いたいと言っていました」
「私も、クリスに会うのを楽しみにしている。妊婦がどれだけ大変なのか、実際に聞いてみたいものだ」
ビクトリア様は、とても和やかな表情で話をしていた。
アイちゃん達もビクトリア様と会いたいと言っていたし、きっと王都では賑やかになるはずだ。
すると、ニックが不思議そうな表情をしていた。
「なあ、本当にあの剣士が妊娠したのか?」
「本当だよ。実際に見て見れば分かるよ」
「うーん、信じられない……」
まあ、クリスは新年の時にはバリバリ動いていたもんな。
ニックが不思議に思うのも仕方ない。
実際に見て見れば直ぐに分かるはずだ。
魔導船は予定通り航行していて、予定通りもう間もなく帝国の国境の町に到着予定らしい。
「繰り返す、兵は持ち場に移動せよ。王国兵として、気品のある態度を取るように。繰り返す……」
直ぐにピーター様が基地内に周知を出し、警戒レベルも上がった。
麓のガルフォース辺境伯領にも連絡が上がり、巡回などが強化された。
僕とナッシュさん達も、身支度を調えていつでもビクトリア様達を出迎えられるようにした。
「間もなく、帝国の使節団が到着します」
「出迎え担当、及び護衛担当は位置につけ!」
おやつの時間前に、遂に帝国の使節団が到着したと連絡を受けた。
僕達も、担当の兵と共に防壁のところに移動した。
僕の顔見知りの兵が護衛などを担当してくれて、本当にありがたい。
出迎え担当として、ブラッドリーさんも参加する。
パカパカパカ。
「あっ、帝国の陣地から馬車がやってきました」
「厳重な護衛付きだから、間違いなく帝国からの使節団を乗せている馬車だな」
ナッシュさんも、整列しつつ馬車に目をやった。
スラちゃん達も僕達と共に列に並び、馬車の到着を待った。
勿論、探索魔法で周囲の安全も確認している。
パカパカパカ。
「とまーれー!」
馬車の護衛をする帝国兵の合図で、僕達の前に馬車が停まった。
帝国兵が馬車のドアを開け、帝国の使節団がゆっくりと降りてきた。
「ビクトリア様、お久しぶりです」
「出迎えありがとう。ケンも相変わらず元気そうね」
僕は、旅服姿のビクトリア様とにこやかに握手をした。
ビクトリア様はナッシュさんとも顔見知りなので、普通に握手をしていた。
他の帝国の使節団とも握手をする中、何故か一行にこの人がいた。
「えーっと、ご、護衛なのかな?」
「使節団の一員だっていうの! こう見えても、そこそこの家柄なんたからな!」
帝国で僕と手合わせをしたニックが、少しプリプリしながら叫んでいた。
家柄が良いのは本当らしく、今回は普通に勉強の為に来ているという。
僕も、ちょっと苦笑しながらニックと握手をした。
ニックもここで何かをするつもりはなく、普通に僕と握手をしていた。
「あっ、いまヘルナンデス様の息子さんが研修で前線に来ています」
「ブラッドリーと申します。どうぞ宜しくお願いいたします」
ブラッドリーさんは、ビシッとカッコいい敬礼をした。
ビクトリア様も、ブラッドリーさんとにこやかに握手をした。
「それでは、応接室にご案内します」
流石、変態行動を起こさなければ一流の軍幹部のピーター様だ。
会話や挨拶が一段落するタイミングで、帝国の使節団をサッと案内した。
ニーナさんも、任せてとコクリと頷いていた。
前線基地にいる間は、二人に任せておけばいいはずだ。
ビクトリア様もピーター様と会ったことがあるので、普通に対応していた。
「この後ですが、休憩頂いた後にガルフォース辺境伯家に向かいます。明日は、早朝よりガルフォース辺境伯家を出発し、麓の軍事施設から魔導船に乗って王都へと向かいます」
「ええ、分かりましたわ。説明頂きありがとう」
ビクトリア様も事前に日程は把握しているが、改めてピーター様の話に頷いていた。
順調に進まない可能性もあるので、この辺りは臨機応変に対応するだけだ。
その後は、少し談笑が続いた。
「しかし、新年の時に会っていたクリスが懐妊とは。年齢的にも、私の方が先に妊娠すると思っていた」
話は自然とクリスの件となり、ビクトリア様はクリスの妊娠に少し苦笑していた。
とはいえ、こればかりは授かりものだからどうしようもない。
「大分お腹が大きいので、多分双子だと思います。クリスも、ビクトリア様に会いたいと言っていました」
「私も、クリスに会うのを楽しみにしている。妊婦がどれだけ大変なのか、実際に聞いてみたいものだ」
ビクトリア様は、とても和やかな表情で話をしていた。
アイちゃん達もビクトリア様と会いたいと言っていたし、きっと王都では賑やかになるはずだ。
すると、ニックが不思議そうな表情をしていた。
「なあ、本当にあの剣士が妊娠したのか?」
「本当だよ。実際に見て見れば分かるよ」
「うーん、信じられない……」
まあ、クリスは新年の時にはバリバリ動いていたもんな。
ニックが不思議に思うのも仕方ない。
実際に見て見れば直ぐに分かるはずだ。


