謁見が行われた翌日、僕は学園に来ていた。
僕の授業がある日ではないのだが、謁見で決まった事を直接生徒に伝えるためだ。
僕は、ミッシェル先生と共にホームルームに顔を出した。
「知っている人もいるかと思いますが、我が国に帝国からの使節団が来ることとなりました。そして、帝国よりも先に開校しているこの学園の見学も行います。とはいえ、皆さんが何か特別な事をする訳ではありません。普通に、僕の授業を見てもらうだけです。ただ、出迎えや見送りはあるかもしれませんので、頭に入れといて下さいね」
「「「「「はい!」」」」」
生徒は、僕の説明をすんなりと聞いてくれた。
既に今朝の段階で話題になっていたらしいし、貴族の子弟も多い。
ミッシェル先生も、生徒の様子に満足そうにしていた。
「また、場合によっては帝国の使節団と合同で行う奉仕活動に皆さんが参加する可能性もあります。来週奉仕活動の校外学習を予定していますので、奉仕活動はこんなものだとしっかりと学びましょう」
「「「「「はい!」」」」」
奉仕活動についても、多分帝国の使節団と一緒に行う可能性が高いと思った方が良さそうだ。
タイミングよく奉仕活動の校外学習もあるし、みんな優秀だから色々な事を覚えるはずだ。
さて、ホームルームは時間も限られているし、話すのはここまでにしよう。
「ミッシェル先生、お時間を取ってしまいました。申し訳ありません」
「いえ、いいのですよ。ケン先生も、お忙しい中ありがとうございます」
ミッシェル先生に後を任せ、僕は教室を後にした。
今日はシロちゃんとアルファちゃんが保健室の当番なので、挨拶してから学園を後にした。
「「「つかれたー」」」
「たー!」
王城のアーサー様の執務室に向かうと、ちょっとお疲れなアリアちゃん達と言葉とは裏腹に元気いっぱいなイリスちゃんの姿があった。
どうやら、朝イチの勉強が大変だったみたいだ。
「やったのは、読み書きの基礎だけよ。ちょっと問題数が多かったかもしれないわね」
「「「多すぎだよ!」」」
「よー!」
メアリーさんも執務室にいて、ニコニコしながら勉強の様子を教えてくれた。
ちびっ子達には可哀想だけど、反復練習はとても大切だ。
イリスちゃんはまだ幼いから、絵本を読んでもらっていたらしい。
「ふふふ、午後もお昼寝をしたからお勉強よ。今日は、公務がないからいっぱい勉強ができるわね」
「「「えー!?」」」
「おー」
あらら、メアリーさんがニッコリとしたままこの後も勉強だと言っちゃった。
とはいえ、アリアちゃん達ではメアリーさんの笑顔の牙城を崩せないだろう。
イリスちゃんは、絵本をたくさん読んでもらえると両手をあげて喜んでいた。
勉強は積み重ねが大事だから、午後も頑張りましょうね。
「ケン君も、小さい頃から一生懸命勉強をしていたのよ。だから、こんなにも凄い人になったのよ」
「「「はーい……」」」
メアリーさん、ここで僕の事を話すのはちょっと……
確かに、小さい頃から勉強をしていたけどね。
アリアちゃん達も、渋々って感じで返事をしていた。
その前に、昼食をいっぱい食べてお昼寝をしましょうね。
「あら、そんな事があったのね。ブライトちゃんなんかは次の次の王様だし、勉強は仕方ないわね」
「「「もぐもぐ」」」
今日も、夕食時にクリスとあれこれ話をしていた。
ルーカス様のところも勉強はしっかりとしているし、こればかりは貴族家の跡取りとして仕方ない。
「アイちゃん達も、勉強はしっかりとしないとね」
「「「もぐもぐ、えー!?」」」
クリスの言葉に、アイちゃん達はお肉を頬張りながらもブーブー言っていた。
でも、クリスも教育はキチンとやる方なんだよね。
スラちゃん達も、勉強を教えるのは任せてと張り切っていた。
「明日は、王城に行って勉強だもんね。スラちゃんもついていくから、一生懸命勉強しないとね。終わったら、イリスちゃんに絵本を読んであげられるよ」
「「「勉強……」」」
あらら、アイちゃん達はまだしょぼーんとしちゃいましたね。
でも、将来の自分のためなのだからここは頑張らないと。
スラちゃんなら、優しく勉強を教えてくれるはずだ。
僕もちょっと元気がないアイちゃん達を見て、思わず苦笑したのだった。
僕の授業がある日ではないのだが、謁見で決まった事を直接生徒に伝えるためだ。
僕は、ミッシェル先生と共にホームルームに顔を出した。
「知っている人もいるかと思いますが、我が国に帝国からの使節団が来ることとなりました。そして、帝国よりも先に開校しているこの学園の見学も行います。とはいえ、皆さんが何か特別な事をする訳ではありません。普通に、僕の授業を見てもらうだけです。ただ、出迎えや見送りはあるかもしれませんので、頭に入れといて下さいね」
「「「「「はい!」」」」」
生徒は、僕の説明をすんなりと聞いてくれた。
既に今朝の段階で話題になっていたらしいし、貴族の子弟も多い。
ミッシェル先生も、生徒の様子に満足そうにしていた。
「また、場合によっては帝国の使節団と合同で行う奉仕活動に皆さんが参加する可能性もあります。来週奉仕活動の校外学習を予定していますので、奉仕活動はこんなものだとしっかりと学びましょう」
「「「「「はい!」」」」」
奉仕活動についても、多分帝国の使節団と一緒に行う可能性が高いと思った方が良さそうだ。
タイミングよく奉仕活動の校外学習もあるし、みんな優秀だから色々な事を覚えるはずだ。
さて、ホームルームは時間も限られているし、話すのはここまでにしよう。
「ミッシェル先生、お時間を取ってしまいました。申し訳ありません」
「いえ、いいのですよ。ケン先生も、お忙しい中ありがとうございます」
ミッシェル先生に後を任せ、僕は教室を後にした。
今日はシロちゃんとアルファちゃんが保健室の当番なので、挨拶してから学園を後にした。
「「「つかれたー」」」
「たー!」
王城のアーサー様の執務室に向かうと、ちょっとお疲れなアリアちゃん達と言葉とは裏腹に元気いっぱいなイリスちゃんの姿があった。
どうやら、朝イチの勉強が大変だったみたいだ。
「やったのは、読み書きの基礎だけよ。ちょっと問題数が多かったかもしれないわね」
「「「多すぎだよ!」」」
「よー!」
メアリーさんも執務室にいて、ニコニコしながら勉強の様子を教えてくれた。
ちびっ子達には可哀想だけど、反復練習はとても大切だ。
イリスちゃんはまだ幼いから、絵本を読んでもらっていたらしい。
「ふふふ、午後もお昼寝をしたからお勉強よ。今日は、公務がないからいっぱい勉強ができるわね」
「「「えー!?」」」
「おー」
あらら、メアリーさんがニッコリとしたままこの後も勉強だと言っちゃった。
とはいえ、アリアちゃん達ではメアリーさんの笑顔の牙城を崩せないだろう。
イリスちゃんは、絵本をたくさん読んでもらえると両手をあげて喜んでいた。
勉強は積み重ねが大事だから、午後も頑張りましょうね。
「ケン君も、小さい頃から一生懸命勉強をしていたのよ。だから、こんなにも凄い人になったのよ」
「「「はーい……」」」
メアリーさん、ここで僕の事を話すのはちょっと……
確かに、小さい頃から勉強をしていたけどね。
アリアちゃん達も、渋々って感じで返事をしていた。
その前に、昼食をいっぱい食べてお昼寝をしましょうね。
「あら、そんな事があったのね。ブライトちゃんなんかは次の次の王様だし、勉強は仕方ないわね」
「「「もぐもぐ」」」
今日も、夕食時にクリスとあれこれ話をしていた。
ルーカス様のところも勉強はしっかりとしているし、こればかりは貴族家の跡取りとして仕方ない。
「アイちゃん達も、勉強はしっかりとしないとね」
「「「もぐもぐ、えー!?」」」
クリスの言葉に、アイちゃん達はお肉を頬張りながらもブーブー言っていた。
でも、クリスも教育はキチンとやる方なんだよね。
スラちゃん達も、勉強を教えるのは任せてと張り切っていた。
「明日は、王城に行って勉強だもんね。スラちゃんもついていくから、一生懸命勉強しないとね。終わったら、イリスちゃんに絵本を読んであげられるよ」
「「「勉強……」」」
あらら、アイちゃん達はまだしょぼーんとしちゃいましたね。
でも、将来の自分のためなのだからここは頑張らないと。
スラちゃんなら、優しく勉強を教えてくれるはずだ。
僕もちょっと元気がないアイちゃん達を見て、思わず苦笑したのだった。


