一週間後、予定通り王城で帝国からの使節団についての謁見が行われる。
謁見は昼過ぎに行われるので、それまでは普通にアーサー様と共に仕事だ。
「ケン君の国境への同行者として、ナッシュをつけることにした。ビクトリア様と顔見知りでもあるし、ケン君の義理の兄でもある。何かとやりやすいだろう」
謁見前に執務室にヘルナンデス様が顔を見せてくれたが、僕としてもとてもありがたい同行者だ。
顔見知りの兵も同行してくれるので、とても心強い。
残念ながら、キングレオ達は空を飛ぶ魔導船が怖いので王都から要人警護につく。
その代わり、ピーちゃん達がスラちゃん達と共についてくる事になった。
「学園での授業見学に関して、ケン君の授業を見たいという先方からの要望もある。とはいえ、特別な事をする必要はない。いつも通りに授業をしてくれ」
アーサー様からの学園の話も、実は事前に聞いていた。
学園生にも話をするけど、出迎えと見送り以外は特にやる事がない。
学園生にも、いつも通りやりましょうと説明する予定だ。
そろそろ、謁見の時間なので謁見の間に移動しないと。
僕は、アーサー様とヘルナンデス様と共に席を立って執務室を後にした。
「……以上話した通り、夏に帝国からの使節団を受け入れる。王国貴族として、諸君にも品のある行動を心がけるように」
「「「「「はっ」」」」」
謁見では、陛下が使節団の件で軽く話をした。
多くの貴族にとって、使節団と接する機会は歓迎の晩餐会しかない。
その晩餐会で、何か不敬な態度を取らなければ何も問題ない。
逆にアリアちゃん達王家は大忙しだから、とっても大変かも。
「要人を迎えるにあたり、王都は厳戒態勢をとる。一部通行止めなども発生するが、事前に周知する」
この辺りが、貴族に対する配慮とも言えよう。
交通規制などは事前に周知されないことが多いが、今回はある程度事前に教える予定だ。
帝国との使節団と話す機会もあり、交通規制なども周知する。
反帝国派にとって面白くないはずのイベントなのだが、ここまでやればあまり大きな事は言えない。
結局、謁見では大きな声をあげるものもおらず平穏無事に終了したのだった。
「わざわざ帝国を侵攻しなくても王国は大きく発展し、強硬派と呼ばれるものは勢いを無くしている。以前は王国はまだまだ貧しい状況だったので、強硬的な意見も通ったがな」
アーサー様と執務室に戻ると、陛下も一緒についてきた。
ヘルナンデス様とルーカス様も一緒についてきて、陛下の話を聞いていた。
「国民も安定を優先としており、過激な意見を言うものはいない。経済が停滞していると言っている者もいるがそんな事はなく、寧ろ税収は過去最高を更新している。つまり、自分たちに旨みがなくなったから叫びたいだけだ」
陛下は、お菓子をバリバリと食べながら吐き捨てる様に言った。
軍部にも過激な意見を言うものはおらず、寧ろ自己を高めることに集中しているものの方が多い。
そして、話は一緒について来たアリアちゃん達に向けられた。
「アリア達は、張り切って帝国からの使者を出迎えるのだぞ」
「「「「はーい」」」」
アリアちゃん達は、手をあげながら元気よく返事をした。
新しいお友達ができるので、本人達もとっても嬉しいのだろう。
なお、ジョセフちゃんとキャサリンちゃんも一緒にビクトリア様の出迎えをする予定だ。
謁見の間から帰る際にミュウさんに改めて要人護衛の件を話したし、これで基本的に大丈夫だろう。
「では、アリア達は余と共に軍の施設に向かうぞ。お仕事の時間だ」
「「「「えー!?」」」」
席を立った陛下に、アリアちゃん達はかなり不満そうな声をあげた。
ヘルナンデス様とルーカス様も陛下と一緒に軍の施設に戻るそうで、結局みんなで一緒に軍の施設へと向かったのだった。
「アイちゃんとリュウちゃんは、久々にお姉ちゃんに会えるね」
「「うん。とっても楽しみ!」」
業務後に屋敷に戻り、夕食時にビクトリア様が王国に来ることをアイちゃんとリュウちゃんにも教えた。
二人ともビクトリア様と会えることをとても喜んでいたが、ケイトちゃんは全く分からずにポカーンとしていた。
「ビクトリア様は、アイちゃんとリュウちゃんを保護した時に一緒にいた人なのよ。とっても偉い人なのに、とっても優しい人なのよ」
「へぇ、そうなんだ!」
ケイトちゃんも、クリスの説明を聞いてどんな人なのか想像したみたいだ。
間違いなく、ビクトリア様もケイトちゃんを歓迎してくれるはずだ。
その後も、夕食時はみんなでワイワイと話しながらビクトリア様の事を話した。
楽しそうにしているアイちゃん達を見て、僕とクリスも思わずほっこりしたのだった。
謁見は昼過ぎに行われるので、それまでは普通にアーサー様と共に仕事だ。
「ケン君の国境への同行者として、ナッシュをつけることにした。ビクトリア様と顔見知りでもあるし、ケン君の義理の兄でもある。何かとやりやすいだろう」
謁見前に執務室にヘルナンデス様が顔を見せてくれたが、僕としてもとてもありがたい同行者だ。
顔見知りの兵も同行してくれるので、とても心強い。
残念ながら、キングレオ達は空を飛ぶ魔導船が怖いので王都から要人警護につく。
その代わり、ピーちゃん達がスラちゃん達と共についてくる事になった。
「学園での授業見学に関して、ケン君の授業を見たいという先方からの要望もある。とはいえ、特別な事をする必要はない。いつも通りに授業をしてくれ」
アーサー様からの学園の話も、実は事前に聞いていた。
学園生にも話をするけど、出迎えと見送り以外は特にやる事がない。
学園生にも、いつも通りやりましょうと説明する予定だ。
そろそろ、謁見の時間なので謁見の間に移動しないと。
僕は、アーサー様とヘルナンデス様と共に席を立って執務室を後にした。
「……以上話した通り、夏に帝国からの使節団を受け入れる。王国貴族として、諸君にも品のある行動を心がけるように」
「「「「「はっ」」」」」
謁見では、陛下が使節団の件で軽く話をした。
多くの貴族にとって、使節団と接する機会は歓迎の晩餐会しかない。
その晩餐会で、何か不敬な態度を取らなければ何も問題ない。
逆にアリアちゃん達王家は大忙しだから、とっても大変かも。
「要人を迎えるにあたり、王都は厳戒態勢をとる。一部通行止めなども発生するが、事前に周知する」
この辺りが、貴族に対する配慮とも言えよう。
交通規制などは事前に周知されないことが多いが、今回はある程度事前に教える予定だ。
帝国との使節団と話す機会もあり、交通規制なども周知する。
反帝国派にとって面白くないはずのイベントなのだが、ここまでやればあまり大きな事は言えない。
結局、謁見では大きな声をあげるものもおらず平穏無事に終了したのだった。
「わざわざ帝国を侵攻しなくても王国は大きく発展し、強硬派と呼ばれるものは勢いを無くしている。以前は王国はまだまだ貧しい状況だったので、強硬的な意見も通ったがな」
アーサー様と執務室に戻ると、陛下も一緒についてきた。
ヘルナンデス様とルーカス様も一緒についてきて、陛下の話を聞いていた。
「国民も安定を優先としており、過激な意見を言うものはいない。経済が停滞していると言っている者もいるがそんな事はなく、寧ろ税収は過去最高を更新している。つまり、自分たちに旨みがなくなったから叫びたいだけだ」
陛下は、お菓子をバリバリと食べながら吐き捨てる様に言った。
軍部にも過激な意見を言うものはおらず、寧ろ自己を高めることに集中しているものの方が多い。
そして、話は一緒について来たアリアちゃん達に向けられた。
「アリア達は、張り切って帝国からの使者を出迎えるのだぞ」
「「「「はーい」」」」
アリアちゃん達は、手をあげながら元気よく返事をした。
新しいお友達ができるので、本人達もとっても嬉しいのだろう。
なお、ジョセフちゃんとキャサリンちゃんも一緒にビクトリア様の出迎えをする予定だ。
謁見の間から帰る際にミュウさんに改めて要人護衛の件を話したし、これで基本的に大丈夫だろう。
「では、アリア達は余と共に軍の施設に向かうぞ。お仕事の時間だ」
「「「「えー!?」」」」
席を立った陛下に、アリアちゃん達はかなり不満そうな声をあげた。
ヘルナンデス様とルーカス様も陛下と一緒に軍の施設に戻るそうで、結局みんなで一緒に軍の施設へと向かったのだった。
「アイちゃんとリュウちゃんは、久々にお姉ちゃんに会えるね」
「「うん。とっても楽しみ!」」
業務後に屋敷に戻り、夕食時にビクトリア様が王国に来ることをアイちゃんとリュウちゃんにも教えた。
二人ともビクトリア様と会えることをとても喜んでいたが、ケイトちゃんは全く分からずにポカーンとしていた。
「ビクトリア様は、アイちゃんとリュウちゃんを保護した時に一緒にいた人なのよ。とっても偉い人なのに、とっても優しい人なのよ」
「へぇ、そうなんだ!」
ケイトちゃんも、クリスの説明を聞いてどんな人なのか想像したみたいだ。
間違いなく、ビクトリア様もケイトちゃんを歓迎してくれるはずだ。
その後も、夕食時はみんなでワイワイと話しながらビクトリア様の事を話した。
楽しそうにしているアイちゃん達を見て、僕とクリスも思わずほっこりしたのだった。


