春も進んできたある日、夏前にある大きな仕事を担当する事となった。
それは、今日僕も参加した会議にて発表された。
「今年の夏に、帝国からビクトリア様夫妻が使節団として王国に来ることとなった。そこで、王国使節団として帝国に行った私を含む三人を中心として対応にあたる」
ヘルナンデス様が会議の中で報告をしたが、遂にビクトリア様が王国に来ることになった。
僕もルーカス様と共に事前の打ち合わせに何度も参加していて、色々な段取りなどを確認していた。
「三泊四日の日程で王国に滞在する。国境にはケン君が向かう。謁見、軍の施設見学、学園見学、意見交換会、奉仕活動などを行う。特に、ビクトリア様は年齢や性別、また立場を問わず多くの方と話を話をしたいと申している」
ビクトリア様は、王国の人がどんな考えをしているのかとても気になっているという。
ヘルナンデス様も、その辺りを考慮した日程を組むという。
最初から奉仕活動を行うという辺り、ビクトリア様らしい要望だと思った。
次に、陛下がこの後の事について言及した。
「謁見を一週間後に行い、貴族や関係者に周知する。帝国からの使節団が帰国する迄の間、徹底して安全管理を行う。本日より、軍の巡回なども強化する」
帝国に行った時にちょっとトラブルがあったので、王国は違うのだと帝国側に示したい思惑もある。
治安対策もだが、貴族対策も進めなければならない。
反帝国という勢力がまだいるだろうし、安全に日程をこなさないとならない。
会議に参加したスラちゃんも、警備を頑張ると張り切っていた。
会議はこれで終わりなのだが、警備強化に向けて僕とヘルナンデス様はとある部署へと向かった。
「そういう事でしたら、喜んで協力しますわ」
「「「「「ガウッ!」」」」」
向かったのは財務部署で、ミュウさんに要人警護でキングレオなどを貸して欲しいと事前に打診したのだ。
細かい事はもう少し後の謁見で分かるとだけ伝えたのだが、当のキングレオ達は完全にやる気モードになっていた。
あの、要人警護はまだまだ先だからね。
「正式に決まった段階で、改めて要請に来る」
「「「「「ガルッ!」」」」」
だから、ミュウさんよりも先にヘルナンデス様に返事をしなくても良いんだよ。
ヘルナンデス様も、キングレオ達のやる気にちょっと苦笑していたのだった。
「安全のために、帝国側の使節団は王城の客室を使用する。専用の侍従もつける予定だ」
「僕も、帝国にいた時はお城の客室でした。食事は、皇帝陛下とかと食べていました」
「食事に関しては、我々で対応できよう。なんせ、子ども達が楽しみにしそうだからな」
ヘルナンデス様と別れてアーサー様の執務室に戻り、アーサー様とあれこれ話をした。
帝国にいた時はライアンちゃんが僕達と一緒にいたいとはしゃいでいたし、アリアちゃん達はコミュニケーション能力も高いからきっと大丈夫だ。
ルーカス様のところの子ども達もやってきそうだし、賑やかな状況にはなりそうだ。
「あと、先方はクリスにも会いたいらしい。ビクトリア様は、懐妊のお祝いもしたいそうだ」
軍の施設案内は流石に身重のクリスにはできないので、シーリアさんが対応する予定だ。
ビクトリア様は帝国とのホットラインでもお祝いを言ってくれたし、改めてお礼を言わないと。
その後も、アーサー様とあれこれ調整事項を話し合った。
タイムスケジュールは、大枠を決めて臨機応変に動くことになった。
何だかんだで、多分スケジュール通りには行かないなと思ったのだった。
「ビクトリア様達が来るのは、私も何となく聞いているよ。今日、ヘルナンデス様とルーカス様からも話を聞いたわ」
夕食時にクリスがあれこれ話していたが、軍にも謁見当日に周知される事となった。
クリスが妊娠中でなければ僕と共に国境にビクトリア様達を迎えに行くのだが、流石にクリスに無理をさせられない。
スラちゃん達も一緒についてくれるので、恐らく問題ないはずだ。
「夏に奉仕活動をやる予定だから、その時はアイちゃん達にも手伝ってもらうね」
「「「はーい!」」」
アイちゃん達には、簡単に奉仕活動があるとだけ伝えておいた。
アイちゃんとリュウちゃんはビクトリア様と会ったことがあるが、正式発表前なので流石に秘密だ。
でも、きっとアイちゃんとリュウちゃんはビクトリア様と再会したら大はしゃぎするはずだ。
こうして、夏のビックイベントに向けて色々動き始めたのだった。
それは、今日僕も参加した会議にて発表された。
「今年の夏に、帝国からビクトリア様夫妻が使節団として王国に来ることとなった。そこで、王国使節団として帝国に行った私を含む三人を中心として対応にあたる」
ヘルナンデス様が会議の中で報告をしたが、遂にビクトリア様が王国に来ることになった。
僕もルーカス様と共に事前の打ち合わせに何度も参加していて、色々な段取りなどを確認していた。
「三泊四日の日程で王国に滞在する。国境にはケン君が向かう。謁見、軍の施設見学、学園見学、意見交換会、奉仕活動などを行う。特に、ビクトリア様は年齢や性別、また立場を問わず多くの方と話を話をしたいと申している」
ビクトリア様は、王国の人がどんな考えをしているのかとても気になっているという。
ヘルナンデス様も、その辺りを考慮した日程を組むという。
最初から奉仕活動を行うという辺り、ビクトリア様らしい要望だと思った。
次に、陛下がこの後の事について言及した。
「謁見を一週間後に行い、貴族や関係者に周知する。帝国からの使節団が帰国する迄の間、徹底して安全管理を行う。本日より、軍の巡回なども強化する」
帝国に行った時にちょっとトラブルがあったので、王国は違うのだと帝国側に示したい思惑もある。
治安対策もだが、貴族対策も進めなければならない。
反帝国という勢力がまだいるだろうし、安全に日程をこなさないとならない。
会議に参加したスラちゃんも、警備を頑張ると張り切っていた。
会議はこれで終わりなのだが、警備強化に向けて僕とヘルナンデス様はとある部署へと向かった。
「そういう事でしたら、喜んで協力しますわ」
「「「「「ガウッ!」」」」」
向かったのは財務部署で、ミュウさんに要人警護でキングレオなどを貸して欲しいと事前に打診したのだ。
細かい事はもう少し後の謁見で分かるとだけ伝えたのだが、当のキングレオ達は完全にやる気モードになっていた。
あの、要人警護はまだまだ先だからね。
「正式に決まった段階で、改めて要請に来る」
「「「「「ガルッ!」」」」」
だから、ミュウさんよりも先にヘルナンデス様に返事をしなくても良いんだよ。
ヘルナンデス様も、キングレオ達のやる気にちょっと苦笑していたのだった。
「安全のために、帝国側の使節団は王城の客室を使用する。専用の侍従もつける予定だ」
「僕も、帝国にいた時はお城の客室でした。食事は、皇帝陛下とかと食べていました」
「食事に関しては、我々で対応できよう。なんせ、子ども達が楽しみにしそうだからな」
ヘルナンデス様と別れてアーサー様の執務室に戻り、アーサー様とあれこれ話をした。
帝国にいた時はライアンちゃんが僕達と一緒にいたいとはしゃいでいたし、アリアちゃん達はコミュニケーション能力も高いからきっと大丈夫だ。
ルーカス様のところの子ども達もやってきそうだし、賑やかな状況にはなりそうだ。
「あと、先方はクリスにも会いたいらしい。ビクトリア様は、懐妊のお祝いもしたいそうだ」
軍の施設案内は流石に身重のクリスにはできないので、シーリアさんが対応する予定だ。
ビクトリア様は帝国とのホットラインでもお祝いを言ってくれたし、改めてお礼を言わないと。
その後も、アーサー様とあれこれ調整事項を話し合った。
タイムスケジュールは、大枠を決めて臨機応変に動くことになった。
何だかんだで、多分スケジュール通りには行かないなと思ったのだった。
「ビクトリア様達が来るのは、私も何となく聞いているよ。今日、ヘルナンデス様とルーカス様からも話を聞いたわ」
夕食時にクリスがあれこれ話していたが、軍にも謁見当日に周知される事となった。
クリスが妊娠中でなければ僕と共に国境にビクトリア様達を迎えに行くのだが、流石にクリスに無理をさせられない。
スラちゃん達も一緒についてくれるので、恐らく問題ないはずだ。
「夏に奉仕活動をやる予定だから、その時はアイちゃん達にも手伝ってもらうね」
「「「はーい!」」」
アイちゃん達には、簡単に奉仕活動があるとだけ伝えておいた。
アイちゃんとリュウちゃんはビクトリア様と会ったことがあるが、正式発表前なので流石に秘密だ。
でも、きっとアイちゃんとリュウちゃんはビクトリア様と再会したら大はしゃぎするはずだ。
こうして、夏のビックイベントに向けて色々動き始めたのだった。


