クリスの妊娠発覚から二週間もすると段々とクリスの体調も回復傾向にあり、今日から軍の仕事に復帰する。
軍の施設に行く前に、王城の玉座の間に行って陛下に挨拶する事となった。
「先日の謁見に参加できず、大変申し訳ございません。また、この私に過分なご対応を頂き感謝申し上げます」
「うむ。そなたの体調が良くなり、余もホッとした。先ずは体を第一に考えるように」
この前の謁見報告時に出た宮廷魔導師候補のお礼など、クリスは陛下に謝意を言った。
元気になったクリスを見て、陛下も満足そうにしていた。
クリスの側にはシロちゃんがいて、当面はクリスに付きっきりの予定だ。
「クリスに馬鹿なことを言った者がいたが、所詮自分の欲望に忠実なだけだ。そんな馬鹿者など、いちいち相手にする必要もない。何か言ってきた者がいたら、近くにいる者に直ぐに報告するように」
「畏まりました」
陛下がクリスに色々話をしたが、確か執務室のあるフロアに無断で進入した貴族は貴族権限を制限されて聴取を受けていた。
犯罪組織と繋がっている形跡はなく、本当に単独犯だった。
とはいえ備品横領なども確認されたため、ほぼ間違いなく強制当主交代は免れないだろう。
自業自得なので何も言えないが。
これで謁見は終了し、クリスは軍の施設へと向かった。
そして、僕はアリアちゃん達ととある業務をする事になっていた。
「「「「楽しみー!」」」」
「ウォン!」
一旦アーサー様の執務室に移動して、メアリーさんと一緒にアリアちゃん達を引率する事になった。
向かうのは、王城の道路を挟んで反対側にある建物だ。
折角なので歩いて行くのだが、勿論近衛騎士が厳重に護衛をする。
ユキちゃんも、みんなを守るととても張り切っていた。
「今日は、この施設を見学する事になっているんだよ。ここは、王城で働いている人の子どもを預かる施設なんだよ」
「「「「わあー!」」」」
みんなでやってきたのは、今後改修予定の保育施設だ。
中には三十人以上の子どもがいて、楽しそうに遊んでいた。
アリアちゃん達も、子ども達と一緒に遊びたくなってしまったようだ。
でも、今日はお仕事で来ているから、先にやる事をやりましょう。
「「「「こんにちはー!」」」」
「アオン!」
「「「「「こんにちはー!」」」」」
施設に入ると、アリアちゃん達は元気よく挨拶をした。
ユキちゃんも元気よく挨拶をし、中で遊んでいた子ども達もとても元気に挨拶をした。
ほっこりとする光景に、メアリーさんも護衛の近衛騎士も思わずニッコリだ。
「メアリー様、本日はどうぞ宜しくお願いいたします」
「こちらこそ、宜しくお願いしますわ」
施設の代表の方がメアリー様に挨拶をしたが、実は元王城の使用人だという。
他の人達も、王城や屋敷の使用人の再就職先として働いているそうだ。
「じゃあ、今日はみんなにこの施設の直して欲しいところを聞いてみようね。スラちゃん達が、記録を手伝ってくれるわ」
「「「「はーい!」」」」
メアリーさんの声に、アリアちゃん達はやるぞと気合いの入った声をあげた。
スラちゃん、リーフちゃん、アクアちゃん、ギンちゃんが、それぞれアリアちゃん達の頭に飛び乗った。
スラちゃん達はメモも持っていて、いつでも大丈夫だとアピールしていた。
「「「「お話聞かせて!」」」」
こうして、小さな記者達が子ども達に質問を始めた。
なお、職員への聞き取りは既に終えていて、現在は専門部署で改善点の分析中だ。
改修に合わせて職員も増員予定で、もう少ししたら面接を始める予定だ。
「皆さま、とても明るくて優しいですね」
「ええ、そうですわね。女の子が多くてちょっとお転婆なところがありますが、それでも積極的な子達ですわ」
施設の代表とメアリーさんは、元気よく意見を聞くアリアちゃん達に目を細めていた。
ブライトちゃん以外は全員男の子だし、シーリアさんのところも男の子はジョセフちゃんだけだ。
それでも、みんな仲良しでとても優しい性格だと感じた。
スラちゃん達も一生懸命メモを取っていて、後で集計するという。
アリアちゃん達は、職員にも突撃インタビューしているぞ。
とはいえ、何とか無事に話は終了だ。
「意外と良い意見が出ていますね」
「子どもって、大人が思っている以上に周りの事をよく見ているのよ。ケン君も、もう直ぐ分かるわ」
スラちゃん達が上手くまとめてくれたのもあり、中々良い出来だ。
メアリーさんも、ニコリとしながらメモを見ていた。
アイちゃん達もよく周りを見ているし、生まれてくる赤ちゃんもそうなのかなと思ってしまった。
「「「「「わーい!」」」」」
「アオン!」
アリアちゃん達は、ユキちゃんと共に施設の子ども達と楽しそうに追いかけっこをしていた。
子ども同士、あっという間に仲良くなった。
あと三十分で王城に戻らなければならないが、それまでは楽しい声が聞こえそうだ。
スラちゃん達も、キチンと見ていると触手をふりふりとしていた。
軍の施設に行く前に、王城の玉座の間に行って陛下に挨拶する事となった。
「先日の謁見に参加できず、大変申し訳ございません。また、この私に過分なご対応を頂き感謝申し上げます」
「うむ。そなたの体調が良くなり、余もホッとした。先ずは体を第一に考えるように」
この前の謁見報告時に出た宮廷魔導師候補のお礼など、クリスは陛下に謝意を言った。
元気になったクリスを見て、陛下も満足そうにしていた。
クリスの側にはシロちゃんがいて、当面はクリスに付きっきりの予定だ。
「クリスに馬鹿なことを言った者がいたが、所詮自分の欲望に忠実なだけだ。そんな馬鹿者など、いちいち相手にする必要もない。何か言ってきた者がいたら、近くにいる者に直ぐに報告するように」
「畏まりました」
陛下がクリスに色々話をしたが、確か執務室のあるフロアに無断で進入した貴族は貴族権限を制限されて聴取を受けていた。
犯罪組織と繋がっている形跡はなく、本当に単独犯だった。
とはいえ備品横領なども確認されたため、ほぼ間違いなく強制当主交代は免れないだろう。
自業自得なので何も言えないが。
これで謁見は終了し、クリスは軍の施設へと向かった。
そして、僕はアリアちゃん達ととある業務をする事になっていた。
「「「「楽しみー!」」」」
「ウォン!」
一旦アーサー様の執務室に移動して、メアリーさんと一緒にアリアちゃん達を引率する事になった。
向かうのは、王城の道路を挟んで反対側にある建物だ。
折角なので歩いて行くのだが、勿論近衛騎士が厳重に護衛をする。
ユキちゃんも、みんなを守るととても張り切っていた。
「今日は、この施設を見学する事になっているんだよ。ここは、王城で働いている人の子どもを預かる施設なんだよ」
「「「「わあー!」」」」
みんなでやってきたのは、今後改修予定の保育施設だ。
中には三十人以上の子どもがいて、楽しそうに遊んでいた。
アリアちゃん達も、子ども達と一緒に遊びたくなってしまったようだ。
でも、今日はお仕事で来ているから、先にやる事をやりましょう。
「「「「こんにちはー!」」」」
「アオン!」
「「「「「こんにちはー!」」」」」
施設に入ると、アリアちゃん達は元気よく挨拶をした。
ユキちゃんも元気よく挨拶をし、中で遊んでいた子ども達もとても元気に挨拶をした。
ほっこりとする光景に、メアリーさんも護衛の近衛騎士も思わずニッコリだ。
「メアリー様、本日はどうぞ宜しくお願いいたします」
「こちらこそ、宜しくお願いしますわ」
施設の代表の方がメアリー様に挨拶をしたが、実は元王城の使用人だという。
他の人達も、王城や屋敷の使用人の再就職先として働いているそうだ。
「じゃあ、今日はみんなにこの施設の直して欲しいところを聞いてみようね。スラちゃん達が、記録を手伝ってくれるわ」
「「「「はーい!」」」」
メアリーさんの声に、アリアちゃん達はやるぞと気合いの入った声をあげた。
スラちゃん、リーフちゃん、アクアちゃん、ギンちゃんが、それぞれアリアちゃん達の頭に飛び乗った。
スラちゃん達はメモも持っていて、いつでも大丈夫だとアピールしていた。
「「「「お話聞かせて!」」」」
こうして、小さな記者達が子ども達に質問を始めた。
なお、職員への聞き取りは既に終えていて、現在は専門部署で改善点の分析中だ。
改修に合わせて職員も増員予定で、もう少ししたら面接を始める予定だ。
「皆さま、とても明るくて優しいですね」
「ええ、そうですわね。女の子が多くてちょっとお転婆なところがありますが、それでも積極的な子達ですわ」
施設の代表とメアリーさんは、元気よく意見を聞くアリアちゃん達に目を細めていた。
ブライトちゃん以外は全員男の子だし、シーリアさんのところも男の子はジョセフちゃんだけだ。
それでも、みんな仲良しでとても優しい性格だと感じた。
スラちゃん達も一生懸命メモを取っていて、後で集計するという。
アリアちゃん達は、職員にも突撃インタビューしているぞ。
とはいえ、何とか無事に話は終了だ。
「意外と良い意見が出ていますね」
「子どもって、大人が思っている以上に周りの事をよく見ているのよ。ケン君も、もう直ぐ分かるわ」
スラちゃん達が上手くまとめてくれたのもあり、中々良い出来だ。
メアリーさんも、ニコリとしながらメモを見ていた。
アイちゃん達もよく周りを見ているし、生まれてくる赤ちゃんもそうなのかなと思ってしまった。
「「「「「わーい!」」」」」
「アオン!」
アリアちゃん達は、ユキちゃんと共に施設の子ども達と楽しそうに追いかけっこをしていた。
子ども同士、あっという間に仲良くなった。
あと三十分で王城に戻らなければならないが、それまでは楽しい声が聞こえそうだ。
スラちゃん達も、キチンと見ていると触手をふりふりとしていた。


