新しい年となり、僕とクリスも十六歳となった。
昨年は、国境に行って講和会議に参加して、クリスと結婚式をして、知り合いに沢山赤ちゃんが産まれた。
かなりイベントの多い一年だった。
「「「すー、すー……」」」
アイちゃんは六歳、ケイトちゃんは五歳、リュウちゃんは四歳になる。
とはいえ、三人ともまだまだ子どもだから僕とクリスと一緒に寝るのが毎日の日課だ。
魔法使いとして順調に成長しており、リュウちゃんもそろそろ治療班としてデビューする予定だ。
さて、今日は早めに王城に挨拶に行く予定なのでそろそろ起きないと。
僕は、クリスとアイちゃん達三人を起こし始めたのだった。
「夜会には、一緒に参加できるからね。フリージアお祖母様、ルートちゃん、スミレちゃんに、元気よく挨拶してきてね」
「「「はーい!」」」
朝食時に、僕はアイちゃん達に声をかけた。
去年、アイちゃんとリュウちゃんを辺境伯領から連れてきたのが新年後だった。
それに、ケイトちゃんも夜会には参加できなかった。
こうして、三人が夜会に参加できて僕もホッとしていた。
では、僕とクリスも準備をして王城に行かないとね。
「皆さま、新年おめでとうございます」
「おめでとうございます」
「「「「おめでとー!」」」」
「ウォン!」
王城に行くと、直ぐに王家のいる応接室に案内された。
僕とクリスが新年の挨拶をすると、アリアちゃん、ブライトちゃん、ビアンカちゃん、イリスちゃん、ユキちゃんが元気よく返事をした。
ルーカス様達はもう少ししたら王城にやって来るそうで、ヘルナンデス様ももう間もなく到着予定だ。
「この後、入園式と帝国訪問関連で会議を行う。その後、ケンは謁見の時間まで仕事だ。帝国訪問団の説明もあるので、クリスも謁見に参加するように」
「「畏まりました」」
僕とクリスは、立ち上がって陛下に頭を下げた。
というか、新年早々いきなり会議か……
クリスも、ちょっと面倒くさそうな表情をしているぞ。
謁見に関しては、事前に聞いていたから何も問題なかった。
ガチャ。
「しんねんおめでとうございます」
「おめでとー!」
程なくして、ジョセフちゃんの丁寧な挨拶とスーザンちゃんの元気な挨拶が応接室に響いた。
兄妹なのに、挨拶をとっても全く性格が違っていた。
アリアちゃん達も、笑顔で仲良しな二人を出迎えた。
ヘルナンデス様も王城に到着したと連絡を受けたし、僕とクリスは会議に参加しないと。
「じゃあ、みんなは来賓からの新年挨拶を対応しないとね」
「「「「「「えー!?」」」」」
ニコリとしながら話す王妃様に、ちびっ子達は聞いていないよとブーイングをあげた。
とはいえ、こればかりは王家の務めなんだよなあ。
ガックリとしているちびっ子を眺めながら、僕達も会議室へと向かった。
「ここからは、小さい子に文句を言われないように我々も頑張らないとならないな」
「確かにそうですな。何か言われたら、大変ですぞ」
陛下とヘルナンデス様の兄弟が、少し苦笑しながらお互いに話し合っていた。
応接室にいた僕達も、その話を聞いて思わず苦笑した。
「では、話をするか。とはいえ、基本的に昨年決まった事と変わりはない」
陛下が話し始めたが、確かに大きな変更点はなかった。
入園式はアーサー様とアリアちゃん達が来賓で、軍も警備に着く。
制服などは既に新入生に届けられており、教材も準備を終えていた。
「優秀な者が多いと聞いている。様々な経験を積ませて、有望な人材に育てないとならない。やる気があるのもいい傾向だ」
陛下は、改めて新入生を高く評価した。
それに、貴族で一人入園試験に失格になったのも大きな反響を呼んでいた。
貴族でも平民でも、公平な試験を実施するという国の本気の現れだ。
「帝国へ向かう件についても、従来と大きく変更はない。ただ、人員の関係でケンの従魔は全て連れていくことができない。精々、一人につきスライム一匹が限度だろう」
この辺に関しても、何となく状況が分かった。
ピーちゃん達ならともかくとして、流石にトラちゃんを連れて行くのは不可能だ。
予定では、スラちゃん、アクアちゃん、リーフちゃん、シロちゃんを一緒に連れて行く予定だ。
治療のできるレモンちゃんは、念の為に屋敷に残る事にした。
その後も、年間予定に関してあれこれ話をした。
「取り敢えずは、こんなところか。特に、帝国行きに関しては直前で変更が発生する可能性もある。各自、対応できるように準備をする様に」
「「「「「はっ」」」」」
これで会議は終わったのだけど、会議慣れしていないクリスは若干疲れ気味だ。
なお、クリスはヘルナンデス様とルーカス様と共に午前中は軍の施設へと移動して業務を行うことになっていた。
僕も、アーサー様と共に執務室へと移動して業務を始めた。
「学園の施設拡張の件、無事に予算が承認されましたね」
「これから学園生が増える事を考えると、講堂みたいな施設は必須だ。建設現場を見る事も、貴重な経験と言えよう」
ちょうど学園の施設建設申請を処理したが、まだまだ改善しないといけないところは多い。
一気に予算を確保するのは難しいから、計画しながら予算申請しないと。
その他にも沢山の書類整理があり、新年最初の業務はかなり忙しく過ぎていった。
それはクリスも同じだったらしく、新兵の受け入れなどもあってシーリアさんと共に大忙しだったという。
昨年は、国境に行って講和会議に参加して、クリスと結婚式をして、知り合いに沢山赤ちゃんが産まれた。
かなりイベントの多い一年だった。
「「「すー、すー……」」」
アイちゃんは六歳、ケイトちゃんは五歳、リュウちゃんは四歳になる。
とはいえ、三人ともまだまだ子どもだから僕とクリスと一緒に寝るのが毎日の日課だ。
魔法使いとして順調に成長しており、リュウちゃんもそろそろ治療班としてデビューする予定だ。
さて、今日は早めに王城に挨拶に行く予定なのでそろそろ起きないと。
僕は、クリスとアイちゃん達三人を起こし始めたのだった。
「夜会には、一緒に参加できるからね。フリージアお祖母様、ルートちゃん、スミレちゃんに、元気よく挨拶してきてね」
「「「はーい!」」」
朝食時に、僕はアイちゃん達に声をかけた。
去年、アイちゃんとリュウちゃんを辺境伯領から連れてきたのが新年後だった。
それに、ケイトちゃんも夜会には参加できなかった。
こうして、三人が夜会に参加できて僕もホッとしていた。
では、僕とクリスも準備をして王城に行かないとね。
「皆さま、新年おめでとうございます」
「おめでとうございます」
「「「「おめでとー!」」」」
「ウォン!」
王城に行くと、直ぐに王家のいる応接室に案内された。
僕とクリスが新年の挨拶をすると、アリアちゃん、ブライトちゃん、ビアンカちゃん、イリスちゃん、ユキちゃんが元気よく返事をした。
ルーカス様達はもう少ししたら王城にやって来るそうで、ヘルナンデス様ももう間もなく到着予定だ。
「この後、入園式と帝国訪問関連で会議を行う。その後、ケンは謁見の時間まで仕事だ。帝国訪問団の説明もあるので、クリスも謁見に参加するように」
「「畏まりました」」
僕とクリスは、立ち上がって陛下に頭を下げた。
というか、新年早々いきなり会議か……
クリスも、ちょっと面倒くさそうな表情をしているぞ。
謁見に関しては、事前に聞いていたから何も問題なかった。
ガチャ。
「しんねんおめでとうございます」
「おめでとー!」
程なくして、ジョセフちゃんの丁寧な挨拶とスーザンちゃんの元気な挨拶が応接室に響いた。
兄妹なのに、挨拶をとっても全く性格が違っていた。
アリアちゃん達も、笑顔で仲良しな二人を出迎えた。
ヘルナンデス様も王城に到着したと連絡を受けたし、僕とクリスは会議に参加しないと。
「じゃあ、みんなは来賓からの新年挨拶を対応しないとね」
「「「「「「えー!?」」」」」
ニコリとしながら話す王妃様に、ちびっ子達は聞いていないよとブーイングをあげた。
とはいえ、こればかりは王家の務めなんだよなあ。
ガックリとしているちびっ子を眺めながら、僕達も会議室へと向かった。
「ここからは、小さい子に文句を言われないように我々も頑張らないとならないな」
「確かにそうですな。何か言われたら、大変ですぞ」
陛下とヘルナンデス様の兄弟が、少し苦笑しながらお互いに話し合っていた。
応接室にいた僕達も、その話を聞いて思わず苦笑した。
「では、話をするか。とはいえ、基本的に昨年決まった事と変わりはない」
陛下が話し始めたが、確かに大きな変更点はなかった。
入園式はアーサー様とアリアちゃん達が来賓で、軍も警備に着く。
制服などは既に新入生に届けられており、教材も準備を終えていた。
「優秀な者が多いと聞いている。様々な経験を積ませて、有望な人材に育てないとならない。やる気があるのもいい傾向だ」
陛下は、改めて新入生を高く評価した。
それに、貴族で一人入園試験に失格になったのも大きな反響を呼んでいた。
貴族でも平民でも、公平な試験を実施するという国の本気の現れだ。
「帝国へ向かう件についても、従来と大きく変更はない。ただ、人員の関係でケンの従魔は全て連れていくことができない。精々、一人につきスライム一匹が限度だろう」
この辺に関しても、何となく状況が分かった。
ピーちゃん達ならともかくとして、流石にトラちゃんを連れて行くのは不可能だ。
予定では、スラちゃん、アクアちゃん、リーフちゃん、シロちゃんを一緒に連れて行く予定だ。
治療のできるレモンちゃんは、念の為に屋敷に残る事にした。
その後も、年間予定に関してあれこれ話をした。
「取り敢えずは、こんなところか。特に、帝国行きに関しては直前で変更が発生する可能性もある。各自、対応できるように準備をする様に」
「「「「「はっ」」」」」
これで会議は終わったのだけど、会議慣れしていないクリスは若干疲れ気味だ。
なお、クリスはヘルナンデス様とルーカス様と共に午前中は軍の施設へと移動して業務を行うことになっていた。
僕も、アーサー様と共に執務室へと移動して業務を始めた。
「学園の施設拡張の件、無事に予算が承認されましたね」
「これから学園生が増える事を考えると、講堂みたいな施設は必須だ。建設現場を見る事も、貴重な経験と言えよう」
ちょうど学園の施設建設申請を処理したが、まだまだ改善しないといけないところは多い。
一気に予算を確保するのは難しいから、計画しながら予算申請しないと。
その他にも沢山の書類整理があり、新年最初の業務はかなり忙しく過ぎていった。
それはクリスも同じだったらしく、新兵の受け入れなどもあってシーリアさんと共に大忙しだったという。


