年末も段々と近づく中、学園生の進路先が正式に決定した。
ヘルナンデス様の息子のブラッドリーさんは、予定通り父親と同じ軍に配属された。
とはいえ、ヘルナンデス様は息子を特別扱いせずにビシバシと鍛えるという。
その他の学園生も、無事に配属先が決定した。
「業務報告書は、この様な形で提出します。事前に時系列を簡単にメモしていたりして、重要な事を忘れない様に気をつけましょう」
「「「「「はい」」」」」
最近は、実践的な授業も増えてきた。
今日は、様々な報告書の書き方や提出などを教えていた。
どんな業務についても、報告書は必須業務だ。
僕はアーサー様から色々指導されたが、きめ細かく教えてくれた。
僕も、学園生に多くの事を還元したいと思っていた。
「はい、今日の授業はこれで終わりです」
「「「「「ありがとうございます」」」」」
無事に今日の授業も終わり、僕は教室から職員室へと戻った。
いよいよ、僕が受け持つ授業もあと数回だ。
「実務に関する授業は我々には難しいので、ケン先生が教えてくれて本当に助かります」
席に着くと、ミッシェル先生がニコリとしながら僕に話しかけてきた。
僕は学術的な事を教えるのは難しいが、その分実務的な事なら頑張れる。
クリスも、剣技だけでなく軍のことなども教えていた。
もしかしたら使わない知識かもしれないけど、覚えておくことにこしたことはない。
「今年の学園生もとても良い成果をあげています。来年入園する学園生も、どの様に成長するのかとても楽しみです」
「平民の人も含めて、とても良い人ばかりですもんね。でも、僕は入園式後に直ぐに公務で帝国に行ってしまいますが……」
「それは公務なので致し方ないかと。寧ろ、帝国に行ける事の方が凄いです」
ミッシェル先生だけでなく、他の先生も僕の帝国行きにウンウンと頷いていた。
今回王国から帝国へ、僕、クリス、ヘルナンデス様、ルーカス様の四人が向かう。
将来的には、王国と帝国の間で活発な交流ができたらいいなと思った。
カリカリカリ。
「うーん……」
そんな中、クリスは一人真剣な表情で書類を書いていた。
スラちゃんも一緒に指導しているが、全学園生の情報なので真面目に書かないとならない。
「できたー!」
そして、三十分後にクリスは何とか書類を書き終えた。
スラちゃんも、よく頑張ったとクリスを褒めていた。
僕も、クリスが書き終えた書類を手にした。
「えーっと、殆ど問題ないね。ちょっと誤字があるけど」
「うがー、ケンの鬼!」
「「「「「ははは!」」」」」
僕の指摘に、クリスのやるせなさが爆発した。
とはいえ、直ぐに修正できるしこれで完了。
イアン様の机の上に置いて、作業完了だ。
「もう、暫く文字を書きたくない……」
クリスは、机の上でぐだーっとしていた。
スラちゃんも、クリスの頭を撫でてよくやったと褒めていた。
さて、これで学園の仕事は終わり……
なんだけど、ミッシェル先生にあることを確認した。
「ミッシェル先生、卒園式にはやはり王家の子どもが全員参加するみたいです。頑張るぞと、既に張り切っていました」
「とても可愛らしいですね。既に、受け入れ準備はできています」
アリアちゃん達だけでなく、イリスちゃんも卒園式に参加すると張り切っていた。
更に、ジョセフちゃんとスーザンちゃんも一緒に来る。
全く危険のない公務だし、勉強の場としてもいいかもしれない。
この分だと、来年の入園式に参加するのは間違いないだろう。
「僕は、そろそろ王城に行くよ。クリスはどうするの?」
「勿論、軍の施設に行くよ。シーリアさんと一緒に、来年軍に入る兵の受け入れ準備をしないといけないのよ」
クリスは、スラちゃんと一緒に軍に向かうみたいだ。
僕は、最近ずっと一緒にいるギンちゃんと共に学園から王城へと向かった。
「どうしても、小さい子が安心して公務を行えるところは限られる。そういう意味でも、学園関連の行事はとても良い場だ。今後も、王家の子ども達が公務を行う場となるだろう」
王城の執務室でアーサー様とあれこれ話したが、やはり卒園式には王家の子ども達が参加する事になった。
何よりも、将来の幹部候補と接する良い機会でもある。
将来の国王候補のブライトちゃんにとっても、とても意味のある事だ。
「勿論、子ども達も学園に通わせるつもりだ。王城にいるだけでは、広い視野は育たない。学園の施設も、もっと拡充する」
既に、アリアちゃん達は学園は楽しいところだって思っているんだよね。
きっと、自ら学園に行きたいと思っているはずだよ。
「あのね、名前を呼ばれたら元気よく返事をするんだよ」
「あい!」
そのアリアちゃん達は、執務室の片隅でイリスちゃんにあれこれ教えていた。
妹に優しく教える、良いお姉ちゃんとお兄ちゃんですね。
王家の子ども達のホッコリする光景に、執務室にいる全員が思わずニコリとしたのだった。
ヘルナンデス様の息子のブラッドリーさんは、予定通り父親と同じ軍に配属された。
とはいえ、ヘルナンデス様は息子を特別扱いせずにビシバシと鍛えるという。
その他の学園生も、無事に配属先が決定した。
「業務報告書は、この様な形で提出します。事前に時系列を簡単にメモしていたりして、重要な事を忘れない様に気をつけましょう」
「「「「「はい」」」」」
最近は、実践的な授業も増えてきた。
今日は、様々な報告書の書き方や提出などを教えていた。
どんな業務についても、報告書は必須業務だ。
僕はアーサー様から色々指導されたが、きめ細かく教えてくれた。
僕も、学園生に多くの事を還元したいと思っていた。
「はい、今日の授業はこれで終わりです」
「「「「「ありがとうございます」」」」」
無事に今日の授業も終わり、僕は教室から職員室へと戻った。
いよいよ、僕が受け持つ授業もあと数回だ。
「実務に関する授業は我々には難しいので、ケン先生が教えてくれて本当に助かります」
席に着くと、ミッシェル先生がニコリとしながら僕に話しかけてきた。
僕は学術的な事を教えるのは難しいが、その分実務的な事なら頑張れる。
クリスも、剣技だけでなく軍のことなども教えていた。
もしかしたら使わない知識かもしれないけど、覚えておくことにこしたことはない。
「今年の学園生もとても良い成果をあげています。来年入園する学園生も、どの様に成長するのかとても楽しみです」
「平民の人も含めて、とても良い人ばかりですもんね。でも、僕は入園式後に直ぐに公務で帝国に行ってしまいますが……」
「それは公務なので致し方ないかと。寧ろ、帝国に行ける事の方が凄いです」
ミッシェル先生だけでなく、他の先生も僕の帝国行きにウンウンと頷いていた。
今回王国から帝国へ、僕、クリス、ヘルナンデス様、ルーカス様の四人が向かう。
将来的には、王国と帝国の間で活発な交流ができたらいいなと思った。
カリカリカリ。
「うーん……」
そんな中、クリスは一人真剣な表情で書類を書いていた。
スラちゃんも一緒に指導しているが、全学園生の情報なので真面目に書かないとならない。
「できたー!」
そして、三十分後にクリスは何とか書類を書き終えた。
スラちゃんも、よく頑張ったとクリスを褒めていた。
僕も、クリスが書き終えた書類を手にした。
「えーっと、殆ど問題ないね。ちょっと誤字があるけど」
「うがー、ケンの鬼!」
「「「「「ははは!」」」」」
僕の指摘に、クリスのやるせなさが爆発した。
とはいえ、直ぐに修正できるしこれで完了。
イアン様の机の上に置いて、作業完了だ。
「もう、暫く文字を書きたくない……」
クリスは、机の上でぐだーっとしていた。
スラちゃんも、クリスの頭を撫でてよくやったと褒めていた。
さて、これで学園の仕事は終わり……
なんだけど、ミッシェル先生にあることを確認した。
「ミッシェル先生、卒園式にはやはり王家の子どもが全員参加するみたいです。頑張るぞと、既に張り切っていました」
「とても可愛らしいですね。既に、受け入れ準備はできています」
アリアちゃん達だけでなく、イリスちゃんも卒園式に参加すると張り切っていた。
更に、ジョセフちゃんとスーザンちゃんも一緒に来る。
全く危険のない公務だし、勉強の場としてもいいかもしれない。
この分だと、来年の入園式に参加するのは間違いないだろう。
「僕は、そろそろ王城に行くよ。クリスはどうするの?」
「勿論、軍の施設に行くよ。シーリアさんと一緒に、来年軍に入る兵の受け入れ準備をしないといけないのよ」
クリスは、スラちゃんと一緒に軍に向かうみたいだ。
僕は、最近ずっと一緒にいるギンちゃんと共に学園から王城へと向かった。
「どうしても、小さい子が安心して公務を行えるところは限られる。そういう意味でも、学園関連の行事はとても良い場だ。今後も、王家の子ども達が公務を行う場となるだろう」
王城の執務室でアーサー様とあれこれ話したが、やはり卒園式には王家の子ども達が参加する事になった。
何よりも、将来の幹部候補と接する良い機会でもある。
将来の国王候補のブライトちゃんにとっても、とても意味のある事だ。
「勿論、子ども達も学園に通わせるつもりだ。王城にいるだけでは、広い視野は育たない。学園の施設も、もっと拡充する」
既に、アリアちゃん達は学園は楽しいところだって思っているんだよね。
きっと、自ら学園に行きたいと思っているはずだよ。
「あのね、名前を呼ばれたら元気よく返事をするんだよ」
「あい!」
そのアリアちゃん達は、執務室の片隅でイリスちゃんにあれこれ教えていた。
妹に優しく教える、良いお姉ちゃんとお兄ちゃんですね。
王家の子ども達のホッコリする光景に、執務室にいる全員が思わずニコリとしたのだった。


