秋も深まってきたある安息日、我が家の庭にはアリアちゃん達が集まっていた。
それは、完成したあるものを試すためだった。
「はい、できたよ!」
「「「「「わーい!」」」」」
僕は、壺みたいな物の中からあるものを取り出して、みんなの前に用意した皿に乗せた。
それは、つぼ焼きの焼き芋だ。
今年は芋が大豊作で、品質も良いものが安く購入できた。
そこで、壺焼き用の道具を試作したのだ。
ふふふ、昔バイトしていた店で壺焼き用の道具を使っていた事があるのだ。
それに大きな素焼きの壺を見つけたので、早速改造して使うことにした。
「「「「「あまーい!」」」」」
「「おー!」」
結果は大成功。
蜜が出るほど甘くなった焼き芋は、砂糖も何もかけていないのにとても甘くて美味しい。
勿論天然素材百パーセントだから、イリスちゃんやスーザンちゃんみたいな小さい子どもでも安心だ。
「これは凄いわ。芋がスイーツに大変身きたわ」
「本当に甘くて美味しいわ。こんなにも美味しくなるのね」
メアリーさんとシーリアさんも、蜜が溢れる程甘い焼き芋に物凄く驚いていた。
手法としてはとても簡単だから、余計にビックリしたのかも。
「ケン、二本おかわりね!」
「「「「「おかわり!」」」」」
クリスとちびっ子達は、あっという間に一本完食していた。
食べ過ぎない程度にと、僕は壺の中から出来上がった焼き芋を取り出した。
「これはとても美味しいです。お客様へのお茶菓子としても提供できます」
ハンナおばさん達にも試食してもらったが、総じて好評だ。
スイートポテトとかも簡単にできるし、今度メニューを提案してみよう。
「「ハグハグハグ」」
ユキちゃんとトラちゃんも、焼き芋に夢中だ。
スラちゃん達は、皮まで消化しているほどだ。
「もう少しすれば、皆さんのお土産用ができますよ。冷めたら、軽く温めて下さいね」
「「「「わーい!」」」」
僕の話を聞き、アリアちゃん達は大喜びだ。
あの、これは王妃様や王太后様達の分ですよ。
食べちゃったら、多分とっても怒られるよ。
「これは、芋の消費方法の新しい調理方法だわ」
「そうね、とてもいいわ。ゆっくり火を通せばいいみたいね」
メアリーさんとシーリアさんは、三本目の焼き芋を食べながら色々と意見を交わしていた。
何にせよ、今回の焼き芋は大成功だ。
僕やクリスの実家、シンシアお姉様の屋敷にも配達をお願いした。
スラちゃん達が、ピーちゃんに乗って焼き芋を届けてくれたんだけどね。
なお、壺焼きの道具は大きな壺に魔導具コンロなどを組み合わせただけで、全く火も使わない。
熱した石などを使うこともできるし、アレンジはお任せだ。
権利関係の事もあるので、御用商会に色々と頼んでおいた。
仮に他の貴族から問い合わせがあったとしても、御用商会が対応してくれる。
「「「「「わーい!」」」」」
お芋を食べ終えたちびっ子達は、庭で元気よく走り始めた。
ユキちゃんとトラちゃんも一緒で、イリスちゃんとスーザンちゃんも一生懸命走っていた。
「もうそろそろ、ケン君は帝国に行くのよね。準備は進んでいるのかしら?」
そんな元気なちびっ子達を眺めていると、シーリアさんが僕に話しかけてきた。
年明けして学園の入園式を終えたら、ビクトリア皇女様の結婚式に参加する為に帝国に向かう。
僕とクリスが参加するけど、日程はそんなに長くはない。
「元々服などは用意できていますし、お土産は陛下が用意してくれます。今回は、国を代表しての訪問ですので」
「なら、大丈夫ね。ルーカス様もほぼ荷物はないというし、私もとても気が楽だわ」
シーリアさんは今回のビクトリア皇女様の結婚式には参加しないけど、夫の荷物準備はしっかりとある。
ヘルナンデス様もほぼ荷物はないと言っているし、クリスもあんまりものはないんだよなあ。
それに、スラちゃんが一緒に行くから、大きな荷物もスラちゃんのアイテムボックスに入れれば大丈夫。
トラちゃん達がいるから、留守番のアイちゃん達の身の安全もバッチリだ。
「ただ、まだ帝国も政情不安定なところがあります。なので、何かしらのトラブルに巻き込まれる可能性は否定できません」
「帝国側も、王国の来賓の身の安全の確保に動くはずよ。反体制派は、その辺りを突いてくる可能性はあるわ」
シーリアさんも、万が一の可能性はあると言っていた。
武力に出る事が少なく済む様にと、僕もそう思っていた。
ずさー!
「「わあーん!」」
「あらら、二人揃って豪快に転んだわね」
すると、このタイミングで追いかけっこをしていたイリスちゃんとスーザンちゃんが豪快なヘッドダイブを披露した。
直ぐにスラちゃんが治療したが、二人揃って大泣きしながらメアリーさんに抱きついた。
こればっかりは、どうしようもないね。
「じゃあ、寒くなってきたからそろそろ屋敷の中に入りましょう」
「「「「「えー!?」」」」」
子どもは風の子というか、シーリアさんの声を聞いてもまだまだ外で遊びたいみたいだ。
でも、確かに空が曇って日が陰ってきたから、そろそろ屋敷の中に入りましょうね。
それは、完成したあるものを試すためだった。
「はい、できたよ!」
「「「「「わーい!」」」」」
僕は、壺みたいな物の中からあるものを取り出して、みんなの前に用意した皿に乗せた。
それは、つぼ焼きの焼き芋だ。
今年は芋が大豊作で、品質も良いものが安く購入できた。
そこで、壺焼き用の道具を試作したのだ。
ふふふ、昔バイトしていた店で壺焼き用の道具を使っていた事があるのだ。
それに大きな素焼きの壺を見つけたので、早速改造して使うことにした。
「「「「「あまーい!」」」」」
「「おー!」」
結果は大成功。
蜜が出るほど甘くなった焼き芋は、砂糖も何もかけていないのにとても甘くて美味しい。
勿論天然素材百パーセントだから、イリスちゃんやスーザンちゃんみたいな小さい子どもでも安心だ。
「これは凄いわ。芋がスイーツに大変身きたわ」
「本当に甘くて美味しいわ。こんなにも美味しくなるのね」
メアリーさんとシーリアさんも、蜜が溢れる程甘い焼き芋に物凄く驚いていた。
手法としてはとても簡単だから、余計にビックリしたのかも。
「ケン、二本おかわりね!」
「「「「「おかわり!」」」」」
クリスとちびっ子達は、あっという間に一本完食していた。
食べ過ぎない程度にと、僕は壺の中から出来上がった焼き芋を取り出した。
「これはとても美味しいです。お客様へのお茶菓子としても提供できます」
ハンナおばさん達にも試食してもらったが、総じて好評だ。
スイートポテトとかも簡単にできるし、今度メニューを提案してみよう。
「「ハグハグハグ」」
ユキちゃんとトラちゃんも、焼き芋に夢中だ。
スラちゃん達は、皮まで消化しているほどだ。
「もう少しすれば、皆さんのお土産用ができますよ。冷めたら、軽く温めて下さいね」
「「「「わーい!」」」」
僕の話を聞き、アリアちゃん達は大喜びだ。
あの、これは王妃様や王太后様達の分ですよ。
食べちゃったら、多分とっても怒られるよ。
「これは、芋の消費方法の新しい調理方法だわ」
「そうね、とてもいいわ。ゆっくり火を通せばいいみたいね」
メアリーさんとシーリアさんは、三本目の焼き芋を食べながら色々と意見を交わしていた。
何にせよ、今回の焼き芋は大成功だ。
僕やクリスの実家、シンシアお姉様の屋敷にも配達をお願いした。
スラちゃん達が、ピーちゃんに乗って焼き芋を届けてくれたんだけどね。
なお、壺焼きの道具は大きな壺に魔導具コンロなどを組み合わせただけで、全く火も使わない。
熱した石などを使うこともできるし、アレンジはお任せだ。
権利関係の事もあるので、御用商会に色々と頼んでおいた。
仮に他の貴族から問い合わせがあったとしても、御用商会が対応してくれる。
「「「「「わーい!」」」」」
お芋を食べ終えたちびっ子達は、庭で元気よく走り始めた。
ユキちゃんとトラちゃんも一緒で、イリスちゃんとスーザンちゃんも一生懸命走っていた。
「もうそろそろ、ケン君は帝国に行くのよね。準備は進んでいるのかしら?」
そんな元気なちびっ子達を眺めていると、シーリアさんが僕に話しかけてきた。
年明けして学園の入園式を終えたら、ビクトリア皇女様の結婚式に参加する為に帝国に向かう。
僕とクリスが参加するけど、日程はそんなに長くはない。
「元々服などは用意できていますし、お土産は陛下が用意してくれます。今回は、国を代表しての訪問ですので」
「なら、大丈夫ね。ルーカス様もほぼ荷物はないというし、私もとても気が楽だわ」
シーリアさんは今回のビクトリア皇女様の結婚式には参加しないけど、夫の荷物準備はしっかりとある。
ヘルナンデス様もほぼ荷物はないと言っているし、クリスもあんまりものはないんだよなあ。
それに、スラちゃんが一緒に行くから、大きな荷物もスラちゃんのアイテムボックスに入れれば大丈夫。
トラちゃん達がいるから、留守番のアイちゃん達の身の安全もバッチリだ。
「ただ、まだ帝国も政情不安定なところがあります。なので、何かしらのトラブルに巻き込まれる可能性は否定できません」
「帝国側も、王国の来賓の身の安全の確保に動くはずよ。反体制派は、その辺りを突いてくる可能性はあるわ」
シーリアさんも、万が一の可能性はあると言っていた。
武力に出る事が少なく済む様にと、僕もそう思っていた。
ずさー!
「「わあーん!」」
「あらら、二人揃って豪快に転んだわね」
すると、このタイミングで追いかけっこをしていたイリスちゃんとスーザンちゃんが豪快なヘッドダイブを披露した。
直ぐにスラちゃんが治療したが、二人揃って大泣きしながらメアリーさんに抱きついた。
こればっかりは、どうしようもないね。
「じゃあ、寒くなってきたからそろそろ屋敷の中に入りましょう」
「「「「「えー!?」」」」」
子どもは風の子というか、シーリアさんの声を聞いてもまだまだ外で遊びたいみたいだ。
でも、確かに空が曇って日が陰ってきたから、そろそろ屋敷の中に入りましょうね。


