段々と季節も進んで行った。
秋も深まってきて、たまに朝寒い時があった。
「「「うーん……」」」
僕とクリスは同じベッドで一緒に寝ているが、アイちゃん達も淋しいとベッドに潜り込んだ。
この子達が一人で寝るようになるには、もう少しかかりそうだ。
僕は、そう苦笑しながら三人の肩に布団をかけ直したのだった。
「よし、っと。では、軍の施設に行ってきます」
「気をつけるように」
「「「「「いってらっしゃいませ」」」」」
今日は、執務室で朝イチの仕事をしてから王城内にあるとある部屋へと向かう事に。
今日は簡単な式典があるのだが、そこで公務に参加する人がいた。
「じゃあ、一緒に頑張ろうね」
「「あい!」」
実は、イリスちゃんとスーザンちゃんが簡単な公務に参加する事になったのです。
しかも今回は主役として式典に参加し、終了後の懇親会にも参加する。
なお、アリアちゃん達は勉強中だ。
王妃様達は別の公務に参加していていて、二人を良く知る僕が保護者役だ。
二人とも綺麗なドレスを着て、髪の毛も綺麗にセットしてあった。
万能スライムのスラちゃんとお世話上手なアクアちゃんもいるし、近衛騎士もついているから護衛も大丈夫。
僕は二人と手をつないで王城内を移動し、目的の大部屋に到着した。
ガチャ。
「おはようございます、今日は【蒼の治癒師】様と小さなお姫様なのですね」
「「あい!」」
福祉を担当する貴族夫人会代表がにこやかに僕達を出迎えてくれ、イリスちゃんとスーザンちゃんも手を上げながら元気よく挨拶をした。
事前に代表には二人が参加する事を伝えていて、代表も二人の公務デビューに選ばれて光栄だと言ってくれた。
「じゃあ、そろそろ椅子に座ろうね」
「「あい!」」
幼児用の椅子が用意されており、イリスちゃんとスーザンちゃんはよいしょっと椅子に座った。
そして、部屋に入ってきた貴族夫人達にひらひらと手を振った。
さて、僕も椅子に座ろう。
「「うんしょ」」
すると、幼児用の椅子に座っていたイリスちゃんとスーザンちゃんが椅子から降りて、何と僕の膝の上に座ってきたのだ。
そして、スラちゃんとアクアちゃんをギュッと抱いた。
とはいえ、この展開はなんとなく予想できた。
そして、貴族夫人達は微笑ましい光景だとにっこりしていた。
今日は基本的に三十分座っていればいいだけだし、このまま僕に座って大人しくしてもらいましょう。
「本日は、皆さまお集まり頂きありがとうございます。また、イリス王女殿下とスーザン様にも来賓としてご出席頂きました。当会がお二人の初めての主賓としての公務ということで、とても名誉な事です」
会長の挨拶と共に貴族夫人がパチパチと拍手をすると、イリスちゃんとスーザンちゃんも元気よく拍手をした。
そして、一箇所だけ座らないで動くところがあります。
それは、代表者に賞状をあげることです。
「「だこー!」」
何と、二人は僕に抱っこされた状態で賞状を渡すつもりだ。
一旦近衛騎士に賞状を渡し、僕は二人を抱っこした。
そして、二人はニコニコしながら近衛騎士から賞状を受け取った。
「「あい!」」
「ふふ、ありがとうございます」
元気よく賞状を渡す二人に、受け取った貴族夫人も思わずニコニコとしていた。
そして、集まった貴族夫人が拍手をすると、またまた二人は笑顔で拍手をした。
そのまま席に座り、何とか大役終了だ。
その後は無事に会は終わり、懇親会になった。
「とてもお行儀良かったですわ。元気よく表彰もできましたし、皆さんとても良かったと言っておりますわよ」
「「あぐあぐあぐ」」
会長だけでなく、他の貴族夫人もにこやかにイリスちゃんとスーザンちゃんを見ていた。
当の二人は、ご褒美のプリンを食べてとてもご満悦だ。
スラちゃんとアクアちゃんも、二人の口周りを拭いたりしていた。
すると、会長がこんな事を言ってきたのだ。
「【蒼の治癒師】様を小さな頃から見ておりましたが、【蒼の治癒師】様はとても良い父親になりそうです。こんなにも大きく、優しくなられたのですわね」
「イリス様とスーザン様も、【蒼の治癒師】様をとても信頼しておりますわ」
他の貴族夫人も話に加わったが、僕はイリスちゃんとスーザンちゃんが生まれた頃から面倒をみてきた。
そういうのもあるのかもしれない。
「イリス様とスーザン様は、【蒼の治癒師】様がお好きですか?」
「「すきー!」」
二人の即答に、会長も貴族夫人もにっこりしていた。
その後も、二人はプリンを食べながら貴族夫人にニコニコ顔で話していた。
二人とも、お喋りが大好きだ。
こうして、無事に公務を終える事が出来たのだった。
「二人とも、公務はしっかりとできたか?」
「「あい!」」
執務室に戻ると、アーサー様が父親の優しい表情でイリスちゃんとスーザンちゃんに質問していた。
二人とも元気よく返事をし、実際にとても良くやっていた。
スラちゃんとアクアちゃんも、合格だとアーサー様に教えていた。
「年内に、あと何回か似たような簡単な公務をやらせる。そして、新年の謁見にも参加させる予定だ」
王族の義務として小さな頃から公務に参加しないといけないけど、僕もできるだけ補佐をしてあげよう。
「「すー、すー」」
すると、イリスちゃんとスーザンちゃんはいつの間にかソファーで仲良く手をつなぎながらすやすやと寝ていた。
きっと、初めての公務で緊張したのもあるはずだ。
お昼までもう少しあるし、このまま寝かせてあげよう。
スラちゃんがアイテムボックスからタオルケットを取り出して、二人にそっとかけてくれた。
アクアちゃんも、二人の側についてくれた。
さて、僕も仕事を再開しないとね。
秋も深まってきて、たまに朝寒い時があった。
「「「うーん……」」」
僕とクリスは同じベッドで一緒に寝ているが、アイちゃん達も淋しいとベッドに潜り込んだ。
この子達が一人で寝るようになるには、もう少しかかりそうだ。
僕は、そう苦笑しながら三人の肩に布団をかけ直したのだった。
「よし、っと。では、軍の施設に行ってきます」
「気をつけるように」
「「「「「いってらっしゃいませ」」」」」
今日は、執務室で朝イチの仕事をしてから王城内にあるとある部屋へと向かう事に。
今日は簡単な式典があるのだが、そこで公務に参加する人がいた。
「じゃあ、一緒に頑張ろうね」
「「あい!」」
実は、イリスちゃんとスーザンちゃんが簡単な公務に参加する事になったのです。
しかも今回は主役として式典に参加し、終了後の懇親会にも参加する。
なお、アリアちゃん達は勉強中だ。
王妃様達は別の公務に参加していていて、二人を良く知る僕が保護者役だ。
二人とも綺麗なドレスを着て、髪の毛も綺麗にセットしてあった。
万能スライムのスラちゃんとお世話上手なアクアちゃんもいるし、近衛騎士もついているから護衛も大丈夫。
僕は二人と手をつないで王城内を移動し、目的の大部屋に到着した。
ガチャ。
「おはようございます、今日は【蒼の治癒師】様と小さなお姫様なのですね」
「「あい!」」
福祉を担当する貴族夫人会代表がにこやかに僕達を出迎えてくれ、イリスちゃんとスーザンちゃんも手を上げながら元気よく挨拶をした。
事前に代表には二人が参加する事を伝えていて、代表も二人の公務デビューに選ばれて光栄だと言ってくれた。
「じゃあ、そろそろ椅子に座ろうね」
「「あい!」」
幼児用の椅子が用意されており、イリスちゃんとスーザンちゃんはよいしょっと椅子に座った。
そして、部屋に入ってきた貴族夫人達にひらひらと手を振った。
さて、僕も椅子に座ろう。
「「うんしょ」」
すると、幼児用の椅子に座っていたイリスちゃんとスーザンちゃんが椅子から降りて、何と僕の膝の上に座ってきたのだ。
そして、スラちゃんとアクアちゃんをギュッと抱いた。
とはいえ、この展開はなんとなく予想できた。
そして、貴族夫人達は微笑ましい光景だとにっこりしていた。
今日は基本的に三十分座っていればいいだけだし、このまま僕に座って大人しくしてもらいましょう。
「本日は、皆さまお集まり頂きありがとうございます。また、イリス王女殿下とスーザン様にも来賓としてご出席頂きました。当会がお二人の初めての主賓としての公務ということで、とても名誉な事です」
会長の挨拶と共に貴族夫人がパチパチと拍手をすると、イリスちゃんとスーザンちゃんも元気よく拍手をした。
そして、一箇所だけ座らないで動くところがあります。
それは、代表者に賞状をあげることです。
「「だこー!」」
何と、二人は僕に抱っこされた状態で賞状を渡すつもりだ。
一旦近衛騎士に賞状を渡し、僕は二人を抱っこした。
そして、二人はニコニコしながら近衛騎士から賞状を受け取った。
「「あい!」」
「ふふ、ありがとうございます」
元気よく賞状を渡す二人に、受け取った貴族夫人も思わずニコニコとしていた。
そして、集まった貴族夫人が拍手をすると、またまた二人は笑顔で拍手をした。
そのまま席に座り、何とか大役終了だ。
その後は無事に会は終わり、懇親会になった。
「とてもお行儀良かったですわ。元気よく表彰もできましたし、皆さんとても良かったと言っておりますわよ」
「「あぐあぐあぐ」」
会長だけでなく、他の貴族夫人もにこやかにイリスちゃんとスーザンちゃんを見ていた。
当の二人は、ご褒美のプリンを食べてとてもご満悦だ。
スラちゃんとアクアちゃんも、二人の口周りを拭いたりしていた。
すると、会長がこんな事を言ってきたのだ。
「【蒼の治癒師】様を小さな頃から見ておりましたが、【蒼の治癒師】様はとても良い父親になりそうです。こんなにも大きく、優しくなられたのですわね」
「イリス様とスーザン様も、【蒼の治癒師】様をとても信頼しておりますわ」
他の貴族夫人も話に加わったが、僕はイリスちゃんとスーザンちゃんが生まれた頃から面倒をみてきた。
そういうのもあるのかもしれない。
「イリス様とスーザン様は、【蒼の治癒師】様がお好きですか?」
「「すきー!」」
二人の即答に、会長も貴族夫人もにっこりしていた。
その後も、二人はプリンを食べながら貴族夫人にニコニコ顔で話していた。
二人とも、お喋りが大好きだ。
こうして、無事に公務を終える事が出来たのだった。
「二人とも、公務はしっかりとできたか?」
「「あい!」」
執務室に戻ると、アーサー様が父親の優しい表情でイリスちゃんとスーザンちゃんに質問していた。
二人とも元気よく返事をし、実際にとても良くやっていた。
スラちゃんとアクアちゃんも、合格だとアーサー様に教えていた。
「年内に、あと何回か似たような簡単な公務をやらせる。そして、新年の謁見にも参加させる予定だ」
王族の義務として小さな頃から公務に参加しないといけないけど、僕もできるだけ補佐をしてあげよう。
「「すー、すー」」
すると、イリスちゃんとスーザンちゃんはいつの間にかソファーで仲良く手をつなぎながらすやすやと寝ていた。
きっと、初めての公務で緊張したのもあるはずだ。
お昼までもう少しあるし、このまま寝かせてあげよう。
スラちゃんがアイテムボックスからタオルケットを取り出して、二人にそっとかけてくれた。
アクアちゃんも、二人の側についてくれた。
さて、僕も仕事を再開しないとね。


