君が教えてくれたこと……
青春・恋愛
完
5
- 作品番号
- 1718856
- 最終更新
- 2024/04/04
- 総文字数
- 25,936
- ページ数
- 32ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 5
- あらすじ
- 羽山 駿は大学に入学してから同じ経済学部に通う同級生ーー高野 なずなにつきまとわれていた。
気がつけば……ニ年近くもその状況が続いていて……羽山はうんざり気味……。
そんなある日。
『一ヶ月』と、いう条件で高野と交際することになってしまう……。
そしてーー……。
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この作品の感想ノート
ようやく読むことができました……!
とても面白かったです!
まずはなんといっても恋愛の甘酸っぱさと後半の切なさのメリハリが素晴らしいです。
特に中盤以降、自分の中にある気持ちに気づいてからは一気に物語の中にのめり込みました。
また設定が緻密かつ描写がとても丁寧で、鮮明に情景が浮かんできました。
言葉と言葉の間にある余韻も大切にされていて、朗読などでとても映えそうだと思いました!(ここは良くも悪くも小説っぽくないので、気になる方がいらっしゃるかもしれませんが、私も余韻を重視するタイプなので結構好きです。)
私には紡げない、とても素敵な物語でした。
ありがとうございました!
うんざりしてしまうほどの“告白”を、あと1ヶ月我慢すればいいのなら、と始まった2人の期限付きの交際。
ただ静かに時間が過ぎることを望む駿と、幸せ全開ななずなの対比が、人の心情の複雑さを感じました。
たとえ仮でも恋人でしょう?と言われても、気持ちが動かなければ意味がない。
それでも“ちゃんと”恋人を頑張ろうとしていた駿は、なずなのことをうんざりだと、迷惑だと思いながらも、心のどこかで大切に思っていたのかな、と感じました。
そして期限が来る前に終わった恋人関係。
いつも傍にいたなずながいなくなって気付く、自分の思い。
「誰かを愛する気持ちなんてわからない」
そう言っていた駿の、これが愛なんだと気付いてからの行動は、本当になずなのことを特別だと思っていることが伝わってきました。
最後、2人の想いが通じ合って本当によかったです。
素敵な物語を、ありがとうございました!
高野さんと駿君の心理描写が丁寧に書かれていて、青春時代の不器用で繊細な世界観が素敵でした。内容もしっかりと練られていて、佐倉さんらしい物語で一気に読んでしまいました( *´꒳`*)また同じ場所で執筆できて嬉しいです!素敵な物語をありがとうございます😊
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