スマホの通知音が鳴るたび、
彼女の「日常」が売られていく――。
彼女の「日常」が売られていく――。
【NEW!!】あなたが出品されました
- あらすじ
- 女子大生のミナミがフリマアプリで見つけたのは、自室から盗まれた自分の口紅だった。 『嘘をつく日に塗っていたので、少し穢れています』意味深な説明文とともに、謎のアカウント「M氏」によって次々と出品される私物たち。エスカレートする出品と、暴かれていく秘密。見えない悪意に追い詰められ辿り着く、予測不能な真実とは――?
【梨氏コメント】
スターツ出版らしさとホラーらしさが縫い合わされた、この賞ならではの受賞作だと感じました。作中作と一人称を縦横無尽に往来するこの作品が「モキュメンタリーホラー小説コンテスト」の受賞作に選ばれたことも含めて、著者と出版社の意思を感じます。今後、この作品を経た作者からどんな怪異譚が生み落とされてしまうのか、楽しみで仕方ありません。
- 著者コメント
- 「新着アイテムが出品されました!」
フリマアプリからの通知――それ、あなたの私物じゃないですか?
さっき使った化粧品、先週、飲み会に着て行ったばかりのワンピース。いや、それだけじゃありません。捨てたはずの夕食の残飯に、使い古した歯ブラシ。人間の生々しい愛憎は、フリマアプリを介した瞬間、最悪の狂気へと変貌します。
――残念ながら、一度出品された【あなたの一部】は、もう取り戻せません。
第二回モキュメンタリーホラーコンテスト大賞受賞作!
