「我が領域を侵し、大切な人を傷つけた者に、相応の報いを」
凛子が静かに澄んだ声を響かせると、夜の闇が揺らぐ。
神獣の神聖な霊光があやかしの邪気を圧倒し、恐怖したあやかしたちは刺客らを巻き込んで逃げ去った。
「ひ、ひぃぃっ! ば、化け物め……!!」
残された佐伯参謀総長は、恐怖で顔を極限まで歪めると、震える手で凛子へ向けて引き金を引いた。
「死ねぇぇっ!」
「凛子!」
悠一朗が凛子を庇うように抱き寄せる。
凛子の護符が眩く輝き、バチンッと虚しい音が響く門の前。
「ギャァァァッ!」
銃口が火花を散らし爆発する音と共に、肉が焦げたような嫌なにおいが鼻をついた。
「やはりおまえだったのだな」
「……っ!」
激しい怒りが収まり、我に返った凛子は自分の黄金の髪を見て青ざめた。
正体が、私が『金の髪の少女』だって、悠一朗様に……。
「15年前、俺を救ってくれた初恋の君も……今、俺の目の前で、身を挺して俺を守ってくれた愛しい女も……ずっと、おまえ一人だったのだ」
悠一朗は優しく凛子を抱きしめ、美しく輝く金の髪に愛おしそうに頬を寄せる。
悠一朗の声は感極まったように震えていた。
「私、言えなくて、隠していて……」
悠一朗は凛子の体をゆっくりと向き直させると、彼女の涙を親指で優しく拭う。
二人の視線が交わり、吸い寄せられるように唇が重なった。
「もう二度と離さない。おまえが何者であろうと関係ない。ずっと側にいてほしい」
「でも、私がここにいたら、迷惑……」
言いかけた言葉は、重なる唇によって優しく塞がれる。
悠一朗は額をそっと寄せ合わせ、困ったように笑った。
凛子が静かに澄んだ声を響かせると、夜の闇が揺らぐ。
神獣の神聖な霊光があやかしの邪気を圧倒し、恐怖したあやかしたちは刺客らを巻き込んで逃げ去った。
「ひ、ひぃぃっ! ば、化け物め……!!」
残された佐伯参謀総長は、恐怖で顔を極限まで歪めると、震える手で凛子へ向けて引き金を引いた。
「死ねぇぇっ!」
「凛子!」
悠一朗が凛子を庇うように抱き寄せる。
凛子の護符が眩く輝き、バチンッと虚しい音が響く門の前。
「ギャァァァッ!」
銃口が火花を散らし爆発する音と共に、肉が焦げたような嫌なにおいが鼻をついた。
「やはりおまえだったのだな」
「……っ!」
激しい怒りが収まり、我に返った凛子は自分の黄金の髪を見て青ざめた。
正体が、私が『金の髪の少女』だって、悠一朗様に……。
「15年前、俺を救ってくれた初恋の君も……今、俺の目の前で、身を挺して俺を守ってくれた愛しい女も……ずっと、おまえ一人だったのだ」
悠一朗は優しく凛子を抱きしめ、美しく輝く金の髪に愛おしそうに頬を寄せる。
悠一朗の声は感極まったように震えていた。
「私、言えなくて、隠していて……」
悠一朗は凛子の体をゆっくりと向き直させると、彼女の涙を親指で優しく拭う。
二人の視線が交わり、吸い寄せられるように唇が重なった。
「もう二度と離さない。おまえが何者であろうと関係ない。ずっと側にいてほしい」
「でも、私がここにいたら、迷惑……」
言いかけた言葉は、重なる唇によって優しく塞がれる。
悠一朗は額をそっと寄せ合わせ、困ったように笑った。
